「みすず書房」ページ内リンク

  1. 「メインメニュー」へ移動
  2. 「みすず書房の本の検索メニュー」へ移動
  3. 「本文」へ移動
  4. 「サイト利用ガイド」へ移動



フロイト 1

FREUD: A LIFE FOR OUR TIME


「ぼくの内部ではぐつぐつと発酵がすすんでいる」「きっとぼくはいま繭の中にいるんだ。ここからどんな生き物が這いだすのか、想像もつかない」1897年にフロイトは、親友フリースに宛てて書いている。それから2年余、1900年という象徴的な年に、精神分析の誕生を世に知らしめた『夢判断』は刊行された。本書は、20世紀最大の事件の生みの親について書かれた伝記の文字通りの決定版であり、名だたる歴史家の執念の傑作である。
1856年、モラヴィアの小さな町で、貧しいユダヤ人毛織物商人の家庭で生を享け、4歳でウィーンに移る場面からはじまるこの伝記は、世紀末ウィーンの細部から精神分析の胚胎、『夢判断』の衝撃、ユングをはじめ弟子たちとの出会いと別れ、アンナ・Oやドーラ、鼠男、狼男といった患者の様子など、フロイトにまつわるありとあらゆる出来事が、時代のうねりとともに描きつくされる。L巻は1856-1915まで。全2冊。


「フロイト 1」の著訳者:

ピーター・ゲイ
Peter Gay
1923年ベルリンでユダヤ人の家庭に生まれる。1939年に両親とともにキューバ行きの最後の船に乗り、ヒトラーの第三帝国から逃れる。1941年にアメリカヘ渡り、1946年に市民権を得る。同年にデンバー大学を卒業した後、コロンビア大学院で1947年に修士号、1951年に博士号を取得する。1947年から同大学で政治学、歴史学を教え、1969年にイエール大学のヨーロッパ比較思想史の教授となり、現在は同大学で最も権威のあるスターリング・プロフェッサーの地位にある。数多くの著作のうち邦訳されたものに『ワイマール文化』(みすず書房)『モーツァルト』(岩波書店)『ベルンシュタイン』(木鐸社)『自由の科学』『歴史の文体』『芸術を生みだすもの』(以上ミネルヴァ書房)がある。フロイトを扱ったものは、本書の他に『神なきユダヤ人――フロイト・無神論・精神分析の誕生』(みすず書房)『ドイツの中のユダヤ』(思索社)『フロイトを読む』(法政大学出版局)『歴史学と精神分析』(岩波書店)など。同時にゲイは、ライフワークの一つ『ブルジョワの経験』を完成させた(全5巻)。そのうち第1巻の『官能教育1・2』(みすず書房)と第5巻の『快楽戦争』(青土社)が邦訳されている。
※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
鈴木晶
すずき・しょう
1952年東京に生まれる。東京大学文学部ロシア文学科卒業。同大学院人文科学研究科博士課程満期修了。現在法政大学国際文化学部教授。専攻は精神分析思想、身体表現論。著書『フロイト 精神の考古学者』(河出書房新社)『フロイトからユングヘ』(NHK出版)『フロイトの精神分析』(ナツメ社)『ニジンスキー 神の道化』『バレエ誕生』(ともに新書館)ほか。訳書 キューブラー=ロス『死ぬ瞬間』(中公文庫)ジジェク『イデオロギーの崇高な対象』(河出書房新社)コフマン『女の謎』(せりか書房)ほか多数。
※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

この本の関連書


「フロイト 1」の画像:

フロイト 1

「フロイト 1」の書籍情報:

A5判 タテ210mm×ヨコ148mm/496頁
定価 6,825円(本体6,500円)
ISBN 4-622-03188-4 C0011
1997年9月12日発行

この本を購入する