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カルト教団 太陽寺院事件

著者
辻由美

1994年以来、スイス、カナダ、フランを舞台に世界を震撼させた、太陽寺院集団死事件の真相と歴史文化的背景に、日本エッセイスト・クラブ賞著者が挑んだ。
地下鉄サリン事件をきっかけに、独自の取材をはじめた著者は、可能なかぎりの資料と関係者のインタビューによって、もう一つのオウム事件の輪郭を描き出していく。「現代社会のひとつの側面を赤裸々にしめすこのふたつの出来事に、一目瞭然ともいえる類似点がいくつもあることはたしかである。教祖と信者の関係や、教祖が女性の側近をうまくつかっている点だけをとっても、そうだ。若者が主体のオウムとちがって、太陽寺院の中核部分には、功なり名とげた人や社会的な地位を確立した人が少なくなく、それだけによけい不透明で、秘密保持がしっかりしていて、見えない社会機構の歯車にとりこまれているという面がある。」(本書あとがきより)
あるカルト教団の起こした事件を語りながら、現代社会を生きる人間についてひろく問題を提起する、会心の書き下ろしノンフィクション。


「カルト教団 太陽寺院事件」の著訳者:

辻由美
つじ・ゆみ
翻訳家、ライター。著書『翻訳史のプロムナード』(みすず書房、1993)、『世界の翻訳家たち――異文化接触の最前線を語る』(新評論、1995、第44回日本エッセイスト・クラブ賞)主な訳書として、D.シモネ『エコロジー』(白水社、1980)ショワジール会編『妊娠中絶裁判』(みすず書房、1987)W.ローゼンボーム、D.スー、A.クシネール『エイズを生きる』(技術と人間、1987)F.ジャコブ『内なる肖像』(みすず書房、1989)、P.ダルモン『性的不能者裁判』(新評論、1990)M.ヴァカン『メアリ・シェリーとフランケンシュタイン』(パピルス、1991)Ch.メイエール『中国女性の歴史』(白水社、1995)など。
※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

この本の関連書


「カルト教団 太陽寺院事件」の画像:

カルト教団 太陽寺院事件

「カルト教団 太陽寺院事件」の書籍情報:

四六判 タテ188mm×ヨコ128mm/272頁
定価 2,100円(本体2,000円)
ISBN 4-622-03665-7 C0036
1998年5月20日発行

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