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歴史としての戦後日本 上

POSTWAR JAPAN AS HISTORY


日本の「戦後」はなかなか終わらず、「歴史」として対象化することが、いまだにむずかしい。しかもその間、壊滅的な戦争や革命など〈当然至極〉の節目もなく、見直す気運も生まれにくかった。

本書は、そんな状況に知的な突破口を開く一冊だ。戦後史像を包括的に提示し、それでいて、たんなる通史ではない。現在、アメリカで活躍する第一線の日本近現代史研究者9人が、それぞれテーマを絞り、複眼をもって描く戦後日本。1980年以降、「日本史研究は日本人がやるもの」という通念は完全に覆されたが、本書はそれを実証する、アメリカの日本研究の総決算。

上巻には、本書の意図と目的を明確にする、編者ゴードンの力のこもった序論と、ダワー、カミングズ、グラックがそれぞれ刺激的な視角から分析する「戦後史像」、そして経済と社会の構造変化を分析したハインと、ガロン&モチズキの2篇、計6篇を収める。


目次


序論( アンドルー・ゴードン)〔翻訳 森谷文昭
I
1 二つの「体制」のなかの平和と民主主義――対外政策と国内対立( ジョン・W・ダワー)〔翻訳 森谷文昭
2 世界システムにおける日本の位置( ブルース・カミングズ)〔翻訳 森谷文昭
3 現在のなかの過去(キャロル・グラック)〔翻訳 キャロル・グラック/沢田博〕
II
4 成長即成功か――歴史的にみる日本の経済政策(ローラ・E・ハイン)〔翻訳 松居弘道〕
5 社会契約の交渉(シェルドン・ガロン/マイク・モチズキ)〔翻訳 岡田信弘〕

原注


著訳者略歴

アンドルー・ゴードン
Andrew Gordon

1952年ボストンに生まれる。1984年、ハーヴァード大学で博士号取得(歴史・東アジア言語専攻)。デューク大学教授を経て、1995年以降ハーヴァード大学歴史学教授。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
中村政則
なかむら・まさのり

1935年東京に生まれる。1961年一橋大学商学部卒、1966年同大学院経済学研究科博士課程修了。1977年同大学経済学部教授。1999年3月、同大学を定年退職後、同年4月より同大学名誉教授。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

この本の関連書


「歴史としての戦後日本 上」の画像:

歴史としての戦後日本 上

「歴史としての戦後日本 上」の書籍情報:

四六判 タテ188mm×ヨコ128mm/304頁
定価 3,132円(本体2,900円)
ISBN 4-622-03679-7 C1021
2002年1月7日発行

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