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心の習慣

アメリカ個人主義のゆくえ

HABITS OF THE HEART


〈個人主義〉はアメリカン・ライフスタイルの支柱である。“独立独行”や“セルフ・ヘルプ”が彼らの美徳であり、カウボーイやハードボイルドの探偵など、社会の悪と孤独に闘う〈自由〉のヒーローもそこから生まれた。

しかしいま、個人主義はミーイズムとほぼ同義語になり、この負の側面だけが“癌的な増殖”を続けているように見える。大半の問題は個人の好みと選択の問題に還元され、人々は孤立化し、不安や孤独からセラピーに助けを求める。〈個人〉と〈社会〉の関係を考えるための言葉は失われつつある……

本書はビジネスマンやセラピストなど、アメリカ中産階級の人々200人余りにインタビューをし、家族、仕事、宗教、地域活動などの具体的な物語を抽出する。そしてそこに現われた人生観や願望を読み解き、彼らがアメリカの文化的伝統――共和主義と聖書と個人主義の系譜――をどう継承しているか、どう失ったかを探る自己理解の書である。

〈心の習慣〉とは、フランスの社会哲学者ド・トクヴィルが名著『アメリカの民主主義』で用いた表現である。本書は、この言葉を鍵に現代アメリカ文化を分析し、その深さと複雑さを理解させてくれるとともに、明日の日本にとって重要な問題を示唆するだろう。


目次


日本語版への序文
はじめに

序論
1 幸福の追求
2 文化と人物像(キャラクター)――歴史との対話

第一部 個人的生活
3 自己を見出す
4 愛と結婚
5 手を差し伸べる
6 個人主義

第二部 公共的生活
7 社会への参加
8 市民精神
9 宗教
10 国民社会

結論
11 アメリカ文化の変容のために
付論 公共哲学としての社会科学

原注・参照文献邦訳一覧
用語解説
訳者あとがき
索引


著訳者略歴

ロバート・N・ベラー
Robert N. Bellah

1927年オクラホマ州に生まれる。ハーヴァード大学卒業。同大学院でタルコット・パーソンズを師として社会学、極東言語学を専攻。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
リチャード・マドセン
Richard Madsen

カリフォルニア大学サン・ディエゴ校教授、社会学。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
ウィリアム・M・サリヴァン
William M.sullivan

フィラデルフィアのラサール・カレッジ教授、哲学。著書Reconstructing Public Philosophy (1982); Work and Integrity: The Crisis and Promise of Professionalism in America (1995)。

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
アン・スウィドラー
Ann Swidler

カリフォルニア大学バークレー校教授、社会学。著書Organization Without Authority:Dilemmas of Social Control in Free Schools (1980)。共著Inequality by Design (1996)。

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
スティーヴン・M・ティプトン
Steven M.Tipton

エモリー大学(Candler School of Theology)教授、宗教社会学。著書Getting Saved from the Sixties: Moral Meaning in Conversion and Cultural Change (1982).

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
島薗進
しまぞの・すすむ

1948年、東京に生まれる。東京大学大学院博士課程修了。現在、東京大学文学部教授。宗教学専攻。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
中村圭志
なかむら・けいし

1958年、北海道小樽市に生まれる。北海道大学工学部、同大学文学部卒業。東京大学大学院博士課程修了。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

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「心の習慣」の画像:

心の習慣

「心の習慣」の書籍情報:

A5判 タテ210mm×ヨコ148mm/440頁
定価 6,048円(本体5,600円)
ISBN 4-622-03787-4 C1036
1991年5月8日発行

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