コレクション瀧口修造 3
デュシャン/寸秒夢
本巻には、晩年の瀧口が私的な作品に愛用していた変名〈東京ローズ・セラヴィ〉の命名者であるマルセル・デュシャンに関する文章を集めた。『デュシャン語録』のすべて、「本・もうひとつの本」「検眼図」「扉に鳥影」など難解な芸術家デュシャン理解への扉となるだろう。
雑誌に発表されたままだった詩「大椿事」「若いピエロの話」やエッセイ、さらにクレー、ガウディ、コーネルら芸術家への詩的オマージュ群を「詩と美術の周囲」と題した。ここにはヴォルス、エリュアールの翻訳を含む。
「骰子の7の目」は自ら監修したシュルレアリスムと画家叢書に寄せた作家論。マン・レイ、ベルメールら7人がその対象となっている。
そして70年代に集中して試みた夢の記述「三夢三話」「星と砂と日録抄」「寸秒夢」、15篇に及ぶ夢の記録(未発表)は戦火に失われた「夢日記」の復活であろうか。真のシュルレアリストの実験精神あふれる一冊。
■月報 加納光於・橿尾正次・合田佐和子
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「デュシャン/寸秒夢」の書籍情報:
- A5変型判 タテ200mm×ヨコ148mm/472頁
- 定価 9,975円(本体9,500円)
- ISBN 4-622-04393-9 C1370
- 1996年11月1日発行
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