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夢と実存【新装版】

TRAUM UND EXISTENZ

in Ausgewahlte Vortage und Aufsatze I


〈フーコーの(序論〉は、その時代の彼の知的方向づけを伝える最良の鏡である。だがもっと根本的にはそれは、彼自身の関心事を、彼が現に自分に課し今後も課すようになる数々の問題を把握するための、また彼の仕事の形成過程をその起点において把握できるかもしれぬ本質的なテクストである〉(D・エリボン)

1954年、28歳のミシェル・フーコーは、夢を通して現存在分析の重要性を説いたビンスワンガーの「夢と実存」を友人とともに仏訳、併せて本文の倍におよぶ〈序論〉を執筆した。夢とは眠りの延長ではない。睡眠が生きるための保存行為であるのに対して、夢は死へと向かってゆく……フロイトの夢解釈やフッサールの現象学、さらにはサルトルの想像力論をのりこえつつ、夢と想像力と自由と死の連関を、フーコーは縦横に論じ、実存の成り立つ場、想像力の起源としての〈夢〉の可能性を追求してゆく。その緻密かつ気迫ある文章は、われわれを圧倒してやまない。

伝説と化したフーコーの第一作が、ビンスワンガーの名篇とともに、ここに一書になった。本書は、夢をめぐる研究に多大な刺戟を与えるだけでなく、フーコーを理解する最良のテクストとなるだろう。


目次


序論  ミシェル・フーコー
夢と実存 ルートヴィヒ・ビンスワンガー
訳者あとがき


著訳者略歴

ルートウィヒ・ビンスワンガー
Ludwig Binswanger

1881年スイス、クロイツリンゲンに生れる。家は代々高名な内科医や精神科医を送り出している名家。 コンスタンツのギムナジウムを経て、1904年以後ローザンヌ、ハイデルベルク、チューリヒの各大学で医学を学ぶ。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
ミシェル・フーコー
Michel Foucault

1926年フランスに生れる。高等師範学校で哲学を専攻。ついで数年にわたってドレーやピショーなど、フランス精神医学の大家について精神医学の理論と臨床を研究する。コレージュ・ドゥ・フランスの哲学教授。1984年歿。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
荻野恒一
おぎの・こういち

1921年大阪に生れる。1944年京都大学医学部卒業。慶應義塾大学文学部人間科学科客員教授。1991年歿。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
中村昇
なかむら・のぼる

1958年長崎県に生まれる。中央大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学。現在中央大学文学部助教授。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
小須田健
こすだ・けん

1964年神奈川県に生まれる。1995年中央大学大学院哲学専攻博士課程単位取得退学。現在、中央大学、清泉女子大学、東京情報大学で非常勤講師。

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

この本の関連書


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夢と実存【新装版】

「夢と実存【新装版】」の書籍情報:

四六判 タテ188mm×ヨコ128mm/176頁
定価 2,592円(本体2,400円)
ISBN 4-622-05101-X C1010
2001年6月20日発行

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