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ロラン・バルト著作集 1

文学のユートピア

1942-1954

OEUVRES COMPLETES


病身の文学青年から、気鋭の批評家へ。最初に発表した論文「文化と悲劇」から、『零度のエクリチュール』『ミシュレ』を刊行するまでの13年間のテクスト59篇を収めている。なかでも「アンドレ・ジッドとその『日記』についてのノート」「『異邦人』の文体に関する考察」「文法の責任」「ミシュレ、その〈歴史〉と〈死〉」などの重要な論文の初訳、そして旺盛に展開される演劇批評の数々は、初期バルトの像を生き生きと伝えて胸おどる。


「文学のユートピア」の著訳者:

ロラン・バルト
Roland Barthes
1915年生まれ。フランスの批評家・思想家。1953年に『零度のエクリチュール』を出版して以来、現代思想にかぎりない影響を与えつづけた。1975年に彼自身が分類した位相によれば、(1)サルトル、マルクス、ブレヒトの読解をつうじて生まれた演劇論、『現代社会の神話(ミトロジー)』(2)ソシュールの読解をつうじて生まれた『記号学の原理』『モードの体系』(3)ソレルス、クリテヴァ、デリダ、ラカンの読解をつうじて生まれた『S/Z』『サド、フーリエ、ロヨラ』『記号の国』(4)ニーチェの読解をつうじて生まれた『テクストの快楽』『彼自身によるロラン・バルト』などの著作がある。そして『恋愛のディスクール・断章』『明るい部屋』を出版したが、その直後、1980年2月25日に交通事故に遭い、3月26日に亡くなった。バルトの単行本はすべて、みすず書房から刊行される。
※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
渡辺諒
わたなべ・りょう
1976年早稲田大学文学部卒業、1988年パリ第1大学にて哲学博士号取得。専門は、フランス現代思想・文学。現在、横浜市立大学教授。著書『バルト以前・バルト以後』(水声社)『フランス現代思想を読む』『20世紀フランス思想を読む』(白水社)、共著『セガレン著作集第6巻』(水声社)ほか。訳書 ハティビ『異邦人のフィギュール』(水声社)ほか。
※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
石川美子
いしかわ・よしこ
1980年、京都大学文学部卒業。東京大学人文科学研究科博士課程を経て、1992年、パリ第VII大学で博士号取得。フランス文学専攻。現在、明治学院大学教授。著書『自伝の時間――ひとはなぜ自伝を書くのか』(中央公論社)『旅のエクリチュール』(白水社)ほか。訳書 モディアノ『サーカスが通る』(集英社)フェーヴル『ミシュレとルネサンス』(藤原書店)『記号の国』(ロラン・バルト著作集7、みすず書房)『新たな生のほうへ』(ロラン・バルト著作集10、みすず書房)ほか。
※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

この本の関連書


「文学のユートピア」の画像:

文学のユートピア

「文学のユートピア」の書籍情報:

A5変型判 タテ200mm×ヨコ148mm/448頁
定価 5,460円(本体5,200円)
ISBN 4-622-08111-3 C1310
2004年9月24日発行

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