「みすず書房」ページ内リンク

  1. 「メインメニュー」へ移動
  2. 「みすず書房の本の検索メニュー」へ移動
  3. 「本文」へ移動
  4. 「サイト利用ガイド」へ移動



ロラン・バルト著作集 3

現代社会の神話

1957

OEUVRES COMPLETES


『零度のエクリチュール』で颯爽と登場したバルトは、モーリス・ナドーが創刊した月刊誌『レットル・ヌーヴェル』の常連執筆者となった。1954年11月から1956年5月まで、一回に数編のエッセイを「今月の小さな神話」と題して連載した。「[日常生活のなかで]あたりまえのことが飾りたてられて示されているときの、そこに隠されていると思われるイデオロギーの濫用」を明らかにすること。この社会的な「神話」は衣食住から文化一般、裁判、植民地、スポーツにいたるまで、プチブル大衆社会にひそむ意味作用である。取捨選択、加筆して一本にまとめるにあたり、バルトは当時夢中になっていたソシュールに学んで記号学的アプローチで神話の全体を論じる(本書第二部)。これまで『神話作用』という題で抄訳しかなかった、初期バルトの主著。初めてその全貌が伝えられる。


「現代社会の神話」の著訳者:

ロラン・バルト
Roland Barthes
1915年生まれ。フランスの批評家・思想家。1953年に『零度のエクリチュール』を出版して以来、現代思想にかぎりない影響を与えつづけた。1975年に彼自身が分類した位相によれば、(1)サルトル、マルクス、ブレヒトの読解をつうじて生まれた演劇論、『現代社会の神話(ミトロジー)』(2)ソシュールの読解をつうじて生まれた『記号学の原理』『モードの体系』(3)ソレルス、クリテヴァ、デリダ、ラカンの読解をつうじて生まれた『S/Z』『サド、フーリエ、ロヨラ』『記号の国』(4)ニーチェの読解をつうじて生まれた『テクストの快楽』『彼自身によるロラン・バルト』などの著作がある。そして『恋愛のディスクール・断章』『明るい部屋』を出版したが、その直後、1980年2月25日に交通事故に遭い、3月26日に亡くなった。バルトの単行本はすべて、みすず書房から刊行される。
※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
下澤和義
しもざわ・かずよし
1960年生まれ。1987年京都大学文学部卒業。1994年東京都立大学人文科学研究科博士課程を単位取得退学。パリIII大学博士準備課程修了。フランス現代文学・思想専攻。現在、専修大学商学部助教授。著書『芸術のイノヴェーション モード、アイロニー、パロディ』(共著、中央大学出版部)ほか。訳書 バルト『小さな神話』『小さな歴史』(以上、青土社)グロード/ルエット『エッセイとは何か』(法政大学出版局)ブータン『ルイ・アルチュセール 思想の形成』(共訳、筑摩書房)ブリュックネール『無垢の誘惑』(共訳、法政大学出版局)ほか。
※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
石川美子
いしかわ・よしこ
1980年、京都大学文学部卒業。東京大学人文科学研究科博士課程を経て、1992年、パリ第VII大学で博士号取得。フランス文学専攻。現在、明治学院大学教授。著書『自伝の時間――ひとはなぜ自伝を書くのか』(中央公論社)『旅のエクリチュール』(白水社)ほか。訳書 モディアノ『サーカスが通る』(集英社)フェーヴル『ミシュレとルネサンス』(藤原書店)『記号の国』(ロラン・バルト著作集7、みすず書房)『新たな生のほうへ』(ロラン・バルト著作集10、みすず書房)ほか。
※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

この本の関連書


「現代社会の神話」の画像:

現代社会の神話

「現代社会の神話」の書籍情報:

A5変型判 タテ200mm×ヨコ148mm/432頁
定価 5,460円(本体5,200円)
ISBN 4-622-08113-X C1310
2005年2月22日発行

この本を購入する