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理想の教室

サルトル『むかつき』ニートという冒険

著者
合田正人

「さあ、きみの先輩をひとり紹介しよう。きみのお父さん、いやお爺さんたちが一生懸命読んだ本の主人公だ」。――引き籠もり、ニート、「キレる」といった現代社会の問題に呼応することで、20世紀フランス文学の名作が新たな命を生き始めているようです。新釈「嘔吐」の世界へようこそ。


「サルトル『むかつき』ニートという冒険」の著訳者:

合田正人
ごうだ・まさと
1957年生まれ。明治大学教授。専門は19・20世紀のフランス思想、近代ユダヤ思想史。19世紀を通じて醸成された「生理学」「心理学」「精神分析」「社会学」など人間科学の諸相を分析し、そこに孕まれた諸問題の現代性を考察。加えて17世紀以降のユダヤ人問題とも取り組んでいる。著書『レヴィナス――存在の革命に向けて』(ちくま学芸文庫)『レヴィナスを読む――〈異常な日常〉の思想』(NHKブックス)『ジャンケレヴィッチ――境界のラプソディー』(みすず書房)ほか。
※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

目次

テクスト――サルトル『嘔吐』より(白井浩司訳)
第1回 正常異常者の屈折光学
投壜通信――来ない者に/チョーむかつく/サルトルって誰?/「アンガジュマン」のトポロジー/引き籠もりの哲学者/船酔いの唄/ハイデガーの『形而上学とは何か』/判読不能な手紙/物語・歴史・記述/隅‐遇/三人のアントワーヌ/瞬間と持続/それの抗争/死と外部――むかつきの終身刑
第2回 ぼくの居場所は?
驚異/クローズアップ/背後から抱かれて/鏡の回廊/他者鏡と顔/肖像画――ジンメル、ジャンケレヴィッチ/背中と背後/寸断された身体/さまざまな鏡と窓ガラス/図式と心の闇と未知の根/バレスの根無し草/想像的なもの・象徴的なもの・リアルなもの/物自体と質料/エートル‐エグジスタンス――帰属‐離脱/なぜ無よりもむしろ何かが存在するのか/偶然性と充足理由律/居場所って?/贈与・交換・分配――ランティエ/すし詰めと含羞/実存と関係――関係の外在性
第3回 「むかつき」な人々
おせっかいな単独者/畜群性の諸相/共依存とRPG/性のかたち・汚辱・人間の条件/家族の肖像/黒い聖母とドルイド教/微笑み/曙光
読書案内

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「サルトル『むかつき』ニートという冒険」の画像:

サルトル『むかつき』ニートという冒険

「サルトル『むかつき』ニートという冒険」の書籍情報:

四六判 タテ188mm×ヨコ128mm/152頁
定価 1,575円(本体1,500円)
ISBN 4-622-08320-5 C1398
2006年8月4日発行

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