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始まりの本

孤独な群衆 上

THE LONELY CROWD

A study of the changing American character


「この本でとりあつかうのは、社会的性格と、ことなった地域、時代、集団にぞくする人間の社会的性格の相違についてである。われわれは、いったん社会のなかにできあがったことなった社会的性格が、その社会での労働、あそび、政治、そして育児法などのなかに展開してゆく仕方をかんがえてみたいとおもう。そしてとりわけ、十九世紀のアメリカの基調をなしたひとつの社会的性格が、まったくべつな社会的性格にだんだんと置きかえられてきている事情を、この本では問題にしてみたい。なぜ、こうした変化がおきたのか。どんなふうにこの変化はおきたのか。」

「社会の諸制度が個人のなかに、その社会にふさわしい性格をうえつけてゆく」
読み継がれて50年。個人と社会、時代との関わりを論じた不朽の名著、改訂訳版で登場。初版(1950年)から20年後に書かれた新たな「まえがき」を付す。


目次


日本語版へのまえがき
まえがき
20年をふりかえって――1969年版へのまえがき

第一部 性格

第一章 性格と社会のいくつかのかたち
I 性格と社会
  人口の潜在的高度成長期……伝統指向型/伝統指向の定義/人口の過渡的成長期……内部指向型/内部指向の定義/人口の初期的減衰期……他人指向型/他人指向の定義/三つの型を比較する/アテネの事例/いくつかの注意点
II 性格のたたかい
第二章 道徳性(モラリティ)から意欲(モラール)へ――誰が性格形成をしてきたか
I 親たちの役割の変化
  伝統指向段階での親たち/内部指向段階での親たち/性格と社会的流動性/親たちの苦労/家からの離別/他人指向段階での親たち/性格と社会的流動性/「子育て」から「親育て」へ/「納得づく」のルール
II 教師の役割の変化
  内部指向段階での教師たち/他人指向段階での教師たち
第三章 仲間たちの審判――誰が性格形成をしてきたか(つづき)
I 内部指向段階での仲間たち
II 他人指向段階での仲間たち
  判決/「みんなのうわさ」……好みの社会化/仲間集団での「敵対的協力者」
第四章 物語技術のさまざま――誰が性格形成をしてきたか(つづき)
I 歌とお話し――伝統指向
  炉端のメディア/「していいこと」と「わるいこと」
II 印刷物――内部指向
  ことばの鞭/本のなかのモデル/行きすぎたこども
III マスメディア――他人指向
  こども向け市場/勝ったものがみな貰う?/「機関車チュウチュウ号」――現代の教訓/自由の領域
第五章 内部指向の生き方
I 仕事人間
  経済的問題――相手は物質/星に願いを
II 「おまけ」としての快楽
  物持ちの消費者/すべてを忘れて/芸術とともに前へ、そして上へ/遊びも本気で
III 「自分らしき」を求めて
第六章 他人指向の生き方――「神のみちびき(インビジブルハンド)」から「お愛想(グラッドハンド)」へ
I 経済的問題――相手は人間――
  モノつくりの技術から人あしらいの技術へ/自由取引から公正取引へ/銀行口座(バンク・アカウント)から必要経費(エクスペンス・アカウント)へ
II 銀河系
第七章 他人指向の生き方(つづき)――もうひとつの顔
I 食と性の象徴的意味
  ふだんの食事から美食へ/性――最後のフロンティア
II 大衆文化をどう消費するか
  仲間にあわせた娯楽/戦場での生活技術/家庭での生活技術/むずかしい調和/孤独な成功/逃避よさようなら
III ふたつのタイプを比較する


著訳者略歴

デイヴィッド・リースマン
David Riesman

1909年フィラデルフィアに生まれる。最初ハーバード大学で生化学を専攻し、つづいて法学部に学び、弁護士としてアメリカ最高裁判所判事ルイス・ブランダイスの秘書をつとめる。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
加藤秀俊
かとう・ひでとし

1930年(昭和5年)東京に生まれる。東京商科大学(現・一橋大学)卒業。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

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「孤独な群衆 上」の画像:

孤独な群衆 上

「孤独な群衆 上」の書籍情報:

四六変型判 タテ191mm×ヨコ130mm/384頁
定価 3,456円(本体3,200円)
ISBN 978-4-622-08363-4 C1336
2013年2月21日発行

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