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ミクロストリアと世界史

歴史家の仕事について

Latitude, Slaves, and the Bible: An Experim ent in Microhistory (2005) / Provincializing the World: Europeans, Indians, Jews (1704) (2011) / Our Words, and Theirs: A Reflection on the Historian’s Craft, Today (2012) /

Le forbici di Warburg (2013) / Inner Dialogues: The Jew as Devil’s Advocate (2014) / Microhistory and World History (2015) / Revelaciones involuntarias. Leer la historia a contrapelo (2015)


長年にわたり世界の歴史学を牽引してきた著者の現在を伝える日本語版オリジナル編集の7篇。16世紀イタリア、フリウリ地方の一粉挽屋に焦点を絞り、徹底した資料読解と独自の方法論から当時の世界とわれわれの関係を炙り出した『チーズとうじ虫』はじめ、数々のミクロストリアと事例研究をとおして歴史家の課題に挑んできた著者の仕事は、この10年のあいだに発表された本書収録の「緯度、奴隷、聖書――ミクロストリアの一実験」「世界を地方化する――ヨーロッパ人、インド人、ユダヤ人(1704年)」「わたしたちの言葉と彼らの言葉――歴史家の仕事の現在にかんする省察」「ヴァールブルクの鋏」「内なる対話――悪魔の代言人としてのユダヤ人」「ミクロストリアと世界史」「無意志的な啓示――歴史を逆なでしながら読む」の各編でますます磨きがかかっている。さまざまな観点から「歴史とは何か」を考える書でもある。

「ほとんど無名に近い個人でも、はるかに大規模な現象にかんする省察への道を拓くことがありうる。〈ミクロストリアと世界史〉は、互いに両立不可能であるどころか、相手を強化しあうのだ」


目次


序文――日本の読者へ

緯度、奴隷、聖書――ミクロストリアの一実験
世界を地方化する――ヨーロッパ人、インド人、ユダヤ人(1704年)
わたしたちの言葉と彼らの言葉――歴史家の仕事の現在にかんする省察
ヴァールブルクの鋏
内なる対話――悪魔の代言人としてのユダヤ人
ミクロストリアと世界史
無意志的な啓示――歴史を逆なでしながら読む


編訳者あとがき


著訳者略歴

カルロ・ギンズブルグ
Carlo Ginzburg

歴史家。1939年、イタリアのトリーノに生まれる。ピサ高等師範学校専修課程修了。ボローニャ大学・近世史講座教授、カリフォルニア大学ロスアンジェルス校教授を経て、ピサ高等師範学校教授。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
上村忠男
うえむら・ただお

1941年兵庫県尼崎市に生まれる。東京大学大学院社会学研究科(国際関係論)修士課程修了。東京外国語大学名誉教授。学問論・思想史専攻。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

書評情報

仲村和恵(詩人・明治大学教授・比較文学)
<2016年11月6日(日):朝日新聞>
北原敦(北海道大学名誉教授・イタリア史研究)
<2016年12月10日:図書新聞>
真柴晶彦(都立青山高校教諭)
<2017年2月:「歴史と地理」>

関連リンク

この本の関連書


「ミクロストリアと世界史」の画像:

ミクロストリアと世界史

「ミクロストリアと世界史」の書籍情報:

四六判 タテ188mm×ヨコ128mm/304頁
定価 4,536円(本体4,200円)
ISBN 978-4-622-08545-4 C1022
2016年9月20日発行

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