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書簡の時代

ロラン・バルト晩年の肖像

L’ÂGE DES LETTRES


「もし私がこの本を『ロランと私』と名づけていたなら、思い上がりを犯してしまっていただろう。ロランは生前のプルーストと接したことがなかったので、『プルーストと私』と言っても傲慢にはならなかったが、私は生前の彼、ロランを知っていたので、無邪気に『ロランと私』とは言えない。
じつを言えば、肝心なのは自分を彼と比較することでも、彼に同一化することでもない。彼の死後三十五年経ったいま、これまでも頭のなかで、また夢のなかでよくしてきたように、われわれの友情を再考すること、その各段階をあらためてたどり直し、記憶を掘り起こし、彼から受けた恩恵を確認し、彼が与えてくれたものに感謝することが問題なのだ。
人は無理強いされないと、この種の吟味には取りかからない。あるできごとが生じて、そうせずには済まなくなるまで、抵抗しつづけるものだ。以下は、私のロラン探索の記録である。」

コレージュ・ド・フランス教授となった世界的文学研究者が、青年の自分に宛てられたバルトの手紙を読み返し、往時の師弟関係と友情を見つめなおす。名著『恋愛のディスクール・断章』『明るい部屋』誕生の貴重な証言であり、「あのころ」をめぐる痛切な文学作品である。



著訳者略歴

アントワーヌ・コンパニョン
Antoine Compagnon

1950年、ベルギー、ブリュッセルに生まれ、父親の勤務の関係で、十代の数年をアメリカ合衆国で過ごした。理工科大学校、国立土木学校という理系のエリート校を卒業したが、その後、本格的な文学研究を志した。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
中地義和
なかじ・よしかず

1952年生まれ。専攻はフランス近代詩とりわけランボー。東京大学文学部教授。著書『ランボー:精霊と道化のあいだ』(青土社)『ランボー自画像の詩学』(岩波書店)など。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

この本の関連書


「書簡の時代」の画像:

書簡の時代

「書簡の時代」の書籍情報:

四六判 タテ188mm×ヨコ128mm/216頁
定価 4,104円(本体3,800円)
ISBN 978-4-622-08563-8 C1010
2016年12月10日発行

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