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詩人が読む古典ギリシア

和訓欧心

著者
高橋睦郎

傘寿を迎えてなお若々しい高橋睦郎によるギリシア再発見の書。詩人とギリシア文学との出会いは早く、戦後創設されたばかりの新制中学に入った頃だった。呉茂一の訳詩集に収められた詩は「自然という、そのままでは無秩序なものを、裡なる秩序をもって見る人間の眼差の魅力」が少年を捉えて離さなかった、と振り返る。
本書では、長年にわたる耽読をもとに『イリアス』『オデュッセイア』『神統記』、エウリピデスらの悲劇、アリストパネスらの喜劇、ソクラテス、プラトン、アリストテレス、クセノポン、ヘロドトス、エピクロスらの哲学までを引用しつつ読みこなしている。
50年以上におよぶ旅で現地の光と闇を知りながら本書は、古典ギリシアの「耀めき」は「ヘレニズムという、ギリシアなるものの世界化によって、ギリシア語の境界さえも超え、古代ローマ、中世イスラム、ルネサンス、そして二十世紀のジェイムズ・ジョイスの『ユリシーズ』、エズラ・パウンドの『キャントゥズ』、またわが国の西脇順三郎『あんばるわりあ』、三島由紀夫『潮騒』などを経て、二十一世紀の今日も「人みなを」詩のふるさと、知のみなもとへの「恋の舟路へさそうてやま」ない」と颯爽と結ばれる。
一人の芸術者による、自在な批評にしてヘレニズム讃歌である。
(表紙カバー写真・港千尋/装訂・間村俊一)


目次


出会い
神話
『イリアス』1
『イリアス』2
『イリアス』3
『オデュッセイア』1
『オデュッセイア』2
『神統記』『仕事と日』
『ホメロス讃歌集』
独唱抒情詩
合唱抒情詩
アイスキュロス 悲劇1
ソポクレス 悲劇2
エウリピデス 悲劇3
サテュロス劇
アリストパネス 喜劇1
メナンドロスへ 喜劇2
ソクラテス登場 哲学1
プラトンになる 哲学2
肉声のプラトン 哲学3
アリストテレスと詩の復権 哲学4
クセノポンとは誰か 哲学5
新叙事詩人ヘロドトス 歴史1
トゥキュディデスとポリス悲劇 歴史2
デモステネスは勝ったか 弁論
エピクロス 市民から個人へ 哲学6
ヘラスからヘレニズム世界へ

ヘレニスト呉茂一先生の一面(跋に代えて)


著訳者略歴

高橋睦郎
たかはし・むつお

1937年北九州市生まれ。1959年、最初の詩集『ミノ あたしの雄牛』を刊行。以降、詩を中心に、短歌、俳句、小説、能、狂言、浄瑠璃などあらゆる分野で実作。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

この本の関連書


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詩人が読む古典ギリシア

「詩人が読む古典ギリシア」の書籍情報:

四六判 タテ188mm×ヨコ128mm/304頁
定価 4,320円(本体4,000円)
ISBN 978-4-622-08602-4 C0095
2017年4月10日発行

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