みすず書房

■四六判上製カバー装
■各巻平均300ページ

戦後日本を代表する知識人が宛てた百数十人、千通近くの書簡(1940-1996)を、ここに公刊。家永三郎、木下順二、萩原延壽宛の膨大な書簡から無名の市民への一通まで。それぞれの状況下で丸山が世に伝えようとしたことの全貌を刻む。

  • 提供された書簡約千通を年代順に編集。書簡を通じて丸山の思索を追いながら、「戦後とは何か」を知ることができる
  • 宛先人履歴や補注・年譜を付し、理解を助ける
  • 編集協力 飯田泰三・小尾俊人・川口重雄

丸山眞男(まるやま・まさお)

1914年大阪に生まれる。1937年東京大学法学部卒業。1940年助教授、1950年教授。1961-62年ハーバード大学特別客員教授。1962-63年オックスフォード・セント・アントニーズ・カレッジ客員教授。1971年退官。1975-76年プリンストン高等学術研究所員。1996年8月15日没。主要著作『政治の世界』(1952)『日本政治思想史研究』(1952)共編『政治学事典』(1954)『日本の思想』(1961)『増補版 現代政治の思想と行動』(1964)『戦中と戦後の間』(1976)『「文明論之概略」を読む』(1986)『忠誠と反逆』(1992)『丸山眞男集』全16巻・別巻1(1995-97)『丸山眞男講義録』全7巻(1998-2000)『自己内対話』(1998)。1996年歿。