みすず書房

■菊判上製 各巻平均680頁
■全10冊揃価 本体165,000円+税
■分売可

明治期に新聞「日本」の主筆として、世論に大きな影響を与えた、陸羯南(くが・かつなん)。広く国際政治に目を向け、「国民主義」という立場から、日本の政治のあり方を深く鋭く論じた社説を、オンデマンド版にて復刊、お届けいたします。

陸羯南(くが・かつなん)

1857-1907。明治期のジャーナリスト。1857年弘前藩に生れる。1874年官立宮城師範学校に入学。1876年退校。1878年司法省法学校に入学。1879年退校。青森新聞社、紋鼈製糖所、太政官文書局に勤めた後、1888年「東京電報」を創刊する。翌1898年「日本」を創刊、主筆兼社長として、「国民主義」の立場から内外の政治を鋭く論じた。また池辺三山、三宅雪嶺、長谷川如是閑といったジャーナリストが集い、正岡子規が俳句を発表する。1906年病気のために「日本」を退き、翌1907年歿する。