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2013.04.30トピックス

ワシーリー・グロスマン『人生と運命』

齋藤紘一訳 [全3巻]

「まず喝采したい。20世紀文学という巨大な山脈の最高峰の一つがついに翻訳されたのだから!」――朝日新聞2012年5月20日(日)の書評面に、作家・小野正嗣氏の長文の書評をいただきました。
「心底驚くべき翻訳の出現である」――毎日新聞2012年5月6日(日)の書評面に、ロシア文学者・沼野充義氏の長文の書評をいただきました。
「たとえば民族主義や自由についての作者の見解は、読む者を立ち止まらせ、では私にとって民族とは何か、私は本当に自由なのかを考えさせる」――日本経済新聞2012年4月15日(日)書評面には、ドイツ文学者・池田浩士氏のやはり長文の書評をいただいています。

  • 「20世紀最大の危機直後に書かれた感嘆してやまない作品。人間の生み出したありとあらゆる恐怖にもかかわらず、《小さな善意》は抵抗する。それは人間のなかで最も人間的なものであり、人間の無力にもかかわらず人間を定義する。」
  • エマニュエル・レヴィナス

  • 「グロスマンは、ソヴィエトの第一級の作家が自らの位置を変えた唯一の、あるいは少なくとも最重要の例である。彼のなかの奴隷が死に、自由な男が立ち上がった。」
  • ツヴェタン・トドロフ

  • 「グロスマンが東部戦線をだれよりも多く見てきた事実は、はかり知れないほど貴重だ。…グロスマン自身は残忍な世紀によってなぎ倒されたかもしれないが、彼の人間性と勇気は著作のなかで生きつづけている。」
  • アントニー・ビーヴァー
    (『赤軍記者グロースマン』著者)

  • 「『人生と運命』は人間性についてのチェーホフ風叙事詩だ。…ロシア・スターリニズムの全体像をこれ以上に完璧に描いたものは存在しない。グロスマンの母の肖像であるアンナ・セミョーノヴナが息子に宛てて書き、ユダヤ人ゲットーから送ろうとした手紙ほど力強い、東欧ユダヤ人への哀悼をほかに知らない。」
  • ロバート・チャンドラー
    (『人生と運命』英語版翻訳者)

  • 「20世紀ロシア文学の傑作は、ブルガーコフ『巨匠とマルガリータ』とグロスマン『人生と運命』。」
  • 亀山郁夫(東京外国語大学学長)

  • 「ソルジェニーツィンがデビューしても、このユダヤ人作家の畢竟の大作は封印された。…この翻訳が、日本では大災厄の後の最初の冬が峠を越えようとする頃出版されるというのは、予期せぬ喜ばしい驚きだった。」
  • 西谷修(東京外国語大学教授)



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