みすず書房

片山敏彦

かたやま・としひこ

1898年高知県高知市に生まれる。1924年3月東京帝国大学ドイツ文学科卒業、同年4月より法政大学予科ドイツ語専任教授となる。ロマン・ロランとの親交は翌年の1925年からはじまった。法政大学を辞した後、1938年より第一高等学校教授、1947年からは東京大学ドイツ文学科講師も歴任した。1961年10月、肺癌のため死去。著書の多くは『片山敏彦著作集』全10巻(みすず書房、1971-72)に収められている。訳書には『ロマン・ロラン全集』(みすず書房、1947-66、1979-85)所収の『ジャン・クリストフ』『内面の旅路』のほか、みすず書房からはツヴァイク『人類の星の時間』『ヘッセ詩集』『リルケ詩集』『カロッサ詩集』などがある。他に片山敏彦文庫の会編『片山敏彦の世界——アルバム:生涯と仕事』(みすず書房、1998)。