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  • 安藤忠雄 建築を生きる
    安藤忠雄 建築を生きる
    [著者] 三宅理一  
    「いまや何百という単位で世界中に建築作品がつくられ、直島やヴェネチアなどで作品めぐりができるスケールにまで広がって、「安藤忠雄」なるものは世界的な出来事として理解されている。アンドー・ウォール、アンドー・キューブといった語も昨今の建築語彙として定着しつつあるようだ。日本以上に海外ではひとりの建築家の枠をこえ、ひとつの文化現象として理解されはじめている。
    しかし安藤忠雄をほんとうに理解するためには、その人に刷りこまれた信条や生き方、美学や土地に対する見方を十分に知らなければならない。メディアの上で生産され消費されている建築家像とは異なったレベルで安藤忠雄の実像に迫りたい。これが本書を執筆する動機であり、そのために各地をまわり、建築家本人からも詳しい話をうかがった」

    生い立ちから現在までを同時代的背景とともにたどりつつ、住宅、商業施設、教会・寺院、学校・図書館、ミュージアム・劇場ほか種々の建築作品と環境・文化プロジェクトを精緻に読みとく。世界の「アンドー」の全体像に迫る建築史家渾身の書き下ろし。本格評伝にして作品論の決定版。
    • A5判 タテ210mm×ヨコ148mm/328頁
    • 定価 3240円(本体3000円)
    • ISBN 978-4-622-08869-1 C0052
    • 2019年12月24日発行
  • 映画と黙示録
    映画と黙示録
    [著者] 岡田温司  
    〈もしもこの世界に終わりがあるとしたら、それはいつごろどんな風にやってくるのだろうか。それを克明かつ想像力豊かに記したのが、紀元後一世紀の末に書かれたとされる『ヨハネの黙示録』である。西洋においてこの本は、今日に至るまで、宗教はもとより、思想や芸術のみならず、政治や社会全般にいたるまで計り知れない影響力をもってきた。(…)神が死んだとされる現代においても、黙示録的な想像力がとりわけ映画において脈々と生きつづけているとするなら、それは、映画というメディウム――「霊媒」という意味もある――そのものが、一種の世俗化された「宗教」に他ならないからである。映画とは、儀礼と物語と美学の三つが出会う場なのだ。〉

    核による人類滅亡、宇宙戦争、他者としての宇宙人(異星人)の表象、救われる者と救われない者、9・11という虚実の転倒と終末映画、そして、コンピューターやロボット、AIに支配される社会…。ホラー、パニック、アクション、戦争、SF、ミステリー、フィルム・ノワールなど、約250作を取り上げ、原典があらわすイメージ・思想と今日の私たちとの影響関係を解き明かす、西洋美術史・思想史家の面目躍如たる一冊。
    「起こりうること」「間近に迫っていること」にとらわれて生きる私たち人間は、黙示録的な世界の鑑賞を欲しているのだろうか?

    ブロム/カーティス/モース/ワトキンス/ロンム/ワイズ/ホークス/シーゲル/ベルイマン/マルケル/ゴダール/パゾリーニ/タルコフスキー/ベーラ/フライシャー/トランブル/ヴェンダース/ハネケ/キャメロン/ボイル/フォン・トリアー/バートン/レスター/マーフィー/カーペンター/ヒューズ兄弟/シャマラン/イニャリトゥ/ブロムカンプ/エドワーズ/ゴラック/ヴィルヌーヴ…
    • 四六判 タテ188mm×ヨコ128mm/336頁
    • 定価 4320円(本体4000円)
    • ISBN 978-4-622-08873-8 C1074
    • 2019年12月19日発行
  • 失われた子どもたち
    失われた子どもたち
    [著者] タラ・ザーラ   [監訳] 三時眞貴子   [監訳] 北村陽子   [訳者] 岩下誠   [訳者] 江口布由子  
    第二次世界大戦によって、ヨーロッパでは前例のないほど多くの家族が引き裂かれた。ナチ帝国の崩壊後、何百万人もの人びとが、愛する家族を探して大陸をさまようことになる。他方で、この惨状を前にして、避難民の子どもたちの生を再建しようと努力した人びとも大勢いた。
    国連諸機関と人道主義組織による「失われた子どもたち」の救済活動は、いわば、個人主義、普遍主義、そして国際主義に彩られた新時代の幕開けの宣言となった。その象徴が「子どもの最善の利益」というスローガンだった。
    しかし著者ザーラは、多様な人びとの証言などを含む膨大な一次史料をもとに、彼らが子どもの最善の利益を、結局は国民主義的な観点から定義し、その枠組みで子どもと家族を処遇したことを実証してゆく。
    また本書では、家族という普遍的な概念がいかに多様なかたちで理解されたかが明らかにされると同時に、家族の再建過程が、冷戦イデオロギー、子ども期、国民意識という概念をどのように形づくったかが、鮮やかに示される。戦後デモクラシーのもとで、家族の再建はヨーロッパ文明の再建と同一視されていたのであった。
    本書で描かれる、戦争による破壊と再建に翻弄される家族の物語は、今日の戦争難民とその子どもたちの問題や、国際養子縁組、基本的人権と人道主義、難民政策といった喫緊の課題についても、大きな示唆を与えてくれるであろう。
    • 四六判 タテ188mm×ヨコ128mm/488頁
    • 定価 6480円(本体6000円)
    • ISBN 978-4-622-08868-4 C1022
    • 2019年12月19日発行
  • 反穀物の人類史
    反穀物の人類史
    [著者] ジェームズ・C・スコット   [訳者] 立木勝  
    【電子書籍も12月19日配信開始予定】

    世界観を真に変革する、稀な書だ。
    ――A. サリヴァン(『ニューヨーク・マガジン』)

    われわれの農業に偏った歴史観は、見直しを迫られるだろう。
    ――S. シャブロフスキー(『サイエンス』)

    人類が文明と政治的秩序のために支払った大きな代償を、ずばり明らかにしている。
    ――W. シャイデル(『暴力と不平等の人類史』)


    「ある感覚が要求してくる――わたしたちが定住し、穀物を栽培し、家畜を育てながら、現在国家とよんでいる新奇な制度によって支配される「臣民」となった経緯を知るために、深層史(ディープ・ヒストリー)を探れ、と…」
    ティグリス=ユーフラテス川の流域に国家が生まれたのが、作物栽培と定住が始まってから4000年以上もあとだったのはなぜだろうか? 著者は「ホモ・サピエンスは待ちかねたように腰を落ち着けて永住し、数十万年におよぶ移動と周期的転居の生活を喜んで終わらせた」のではないと論じる。
    キーワードは動植物、人間の〈飼い馴らし〉だ。それは「動植物の遺伝子構造と形態を変えてしまった。非常に人工的な環境が生まれ、そこにダーウィン的な選択圧が働いて、新しい適応が進んだ…人類もまた狭い空間への閉じこめによって、過密状態によって、身体活動や社会組織のパターンの変化によって、飼い馴らされてきた」
    最初期の国家で非エリート層にのしかかった負担とは? 国家形成における穀物の役割とは? 農業国家による強制の手法と、その脆弱さとは? 考古学、人類学などの最新成果をもとに、壮大な仮説を提示する。
    • 四六判 タテ188mm×ヨコ128mm/296頁
    • 定価 4104円(本体3800円)
    • ISBN 978-4-622-08865-3 C0022
    • 2019年12月19日発行
  • 意識と感覚のない世界
    意識と感覚のない世界
    [著者] ヘンリー・ジェイ・プリスビロー   [訳者] 小田嶋由美子   [監修] 勝間田敬弘  
    【電子書籍も12月16日配信開始予定】
    2012年、権威ある医学誌『ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディスン』は、その200年の歴史において掲載した論文のなかから、もっとも重要な一本を選ぶ読者投票を行った。X線写真や抗生物質の発見など、その後のあらゆる画期的な進歩に関する論文を抑えて読者が選んだ「栄えあるベストワン」は、1846年に掲載されたエーテル吸入による初めての無痛手術についての論文であった。
    今日では、麻酔は脳や心臓の手術から虫歯の治療にいたるまで、医療現場になくてはならないものになった。しかし、発見から170年以上が経ったいまでも、麻酔薬が私たちに作用するメカニズムは多くの謎に包まれたままなのだ。
    メスで身体を切り刻まれているあいだ、痛みを感じないのはなぜなのか? 手術のあと、何事もなかったように目を覚ますことができるのはなぜなのか? 3万回以上の処置を行ってきた麻酔科医が、麻酔薬の歴史から麻酔科医の日常までを描く、謎めいた医療技術をめぐるノンフィクション。
    • 四六判 タテ188mm×ヨコ128mm/232頁
    • 定価 3024円(本体2800円)
    • ISBN 978-4-622-08866-0 C0040
    • 2019年12月16日発行
  • フランクフルト学派のナチ・ドイツ秘密レポート
    フランクフルト学派のナチ・ドイツ秘密レポート
    [著者] フランツ・ノイマン   [著者] ヘルベルト・マルクーゼ   [著者] オットー・キルヒハイマー   [編] R・ラウダーニ   [訳者] 野口雅弘  
    アメリカはすでに1942年頃から、ナチス・ドイツの敗北を想定し、戦後処理のための情報を収集していた。しかも書き手は、ドイツから亡命してきたフランクフルト学派の名だたる知識人、ノイマン、マルクーゼ、キルヒハイマーたちであった。
    第二次世界大戦中にアメリカの「戦略情報局」(OSS、CIAの前身)の調査・分析部、中欧セクションで書かれた秘密文書をここに公刊。第一部「敵の分析」、第二部「崩壊のパターン」、第三部「政治的オポジション」、第四部「非ナチ化と〔占領〕軍事政府」、第五部「新しいヨーロッパのなかの新しいドイツ」、第六部「ニュルンベルクへ」、第七部「新たな敵」の七部構成・31編のドキュメントから日本語版として15編を収録する。
    冷戦構造も見据えたアメリカの戦後世界構想はどのようなものであったか、ノイマンたちはどのような思いで何を書いていたのか。歴史的資料として貴重であるのは言うまでもなく、日本の戦後占領政策にも大きな影響を及ぼしたアメリカの「戦略情報局」の実態をはじめて明かした本書は、フランクフルト学派への新たな視点を提供するとともに、今日の政治・社会状況を考えるヒントも与えている。
    • A5判 タテ210mm×ヨコ148mm/456頁
    • 定価 7020円(本体6500円)
    • ISBN 978-4-622-08857-8 C1022
    • 2019年12月16日発行
  • 回復まで
    回復まで【新装版】
    [著者] メイ・サートン   [訳者] 中村輝子  
    66歳から67歳にかけての1年間(1978-79)は、サートンにはつらい年だった。パートナーとの別離、小説『総決算の時』への悪意ある酷評、乳がんの手術、ふっきれない鬱状態。しかし、「惜しみなく与える」友人たちがいて、小さな命にみちた静謐な自然があり、読書と、愛読者たちの手紙に支えられて、彼女は「あるがままの自分」を受け入れることを学ぶ。そして孤独を深めながら、ゆっくりと回復していく。
    58歳時の『独り居の日記』に始まり、『70歳の日記』『74歳の日記』『82歳の日記』へと連なるなかで、本書は、自らを「回復させられるかどうか、やってみる」ために、と冒頭で決意し、再開した日記である。
    • 四六判 タテ188mm×ヨコ128mm/312頁
    • 定価 3780円(本体3500円)
    • ISBN 978-4-622-08880-6 C0098
    • 2019年11月18日発行
  • キッチンの悪魔
    キッチンの悪魔
    [著者] マルコ・ピエール・ホワイト   [著者] ジェームズ・スティーン   [訳者] 千葉敏生  


    イギリス人で初めてミシュラン三つ星を獲得したフレンチシェフは、料理学校やフランス留学などを経ずに頂点にのぼりつめた異色の人だった。片田舎の貧しい父子家庭で育った著者は、高校中退後、レストランを転々として技術をみがくだけでなく、時には父親仕込みの競馬のネタを武器に、また時には破天荒な人柄を活かして築いた人脈を糧にしながら、次第に夢に近づいていく。
    ヌーヴェル・キュイジーヌなどの流行に背を向けた独自路線で、ひとつ、ふたつと星を増やし、独立して開いたレストランでついに三つ星を得るまでに駆使したあらゆる知恵が、本書の前半で惜しげもなく描かれる。しかし彼は、生活のすべてをキッチンに注ぎ込んでようやく得た三つ星を、わずか5年で返上してしまった――。
    美食界の評価主義の弊害や、華やかな業界の裏側にも触れる、孤高のシェフの闘争記。実際にふるまわれていたフルコースを再現できるレシピ付。
    • 四六判 タテ188mm×ヨコ128mm/360頁
    • 定価 3240円(本体3000円)
    • ISBN 978-4-622-08856-1 C0098
    • 2019年11月18日発行
  • 自己責任の時代
    自己責任の時代
    [著者] ヤシャ・モンク   [訳者] 那須耕介   [訳者] 栗村亜寿香  


    貧困、病気、さらには紛争地に赴いた記者の行為に至るまで、あらゆることに言われるようになった自己責任。人々の直感に訴え正論のようにも響くため、根拠が曖昧なまま濫用されてきた。
    本書はこのような自己責任論について、社会の構築と運営という広範で現実的な目的に即して、それが何を誤り、損なっているのかを精緻な分析によって示した、おそらく初めての本である。
    自己責任の流行は欧米でも同じだ。それは哲学や社会学における静かな変容とともに始まり、1980年代初頭の保守革命の主要素となった。自己責任論が広く有権者の支持を得ると、意外にも左派政党がこれに追随する。本書はまず、政治における自己責任論の興隆を跡づけ、それが社会保障制度に弱者のあら探しを強いてきた過程を検討する。次に「責任」「選択」「運」をめぐる哲学者の議論をふまえて、被害者に鞭打つ行為をやめさせたい善意の責任否定論が、皮肉にも自己責任論と同じ論理を前提にしていると指摘する。じつはこの前提には、信じられているほどの根拠はない。そしてどちらの議論も的を外していることを明らかにしていく。責任とは懲罰的なものではなく、肯定的なものでありうるのだ。
    福祉国家の本来の目的とは何だったか。自己責任論が覆い隠してきたこの原点への顧慮を喚起し、自己責任の時代から離脱するための基盤となる一冊。
    • 四六判 タテ188mm×ヨコ128mm/288頁
    • 定価 3888円(本体3600円)
    • ISBN 978-4-622-08832-5 C1036
    • 2019年11月18日発行
  • 続・世界文学論集
    続・世界文学論集
    [著者] J・M・クッツェー   [訳者] 田尻芳樹  
    クッツェーは小説作品で、北と南、男と女、人間と動物、自己と他者をめぐるモラルを探究してきた。『マイケル・K』『恥辱』『サマータイム、青年時代、少年時代』『イエスの幼子時代』は新たな古典となっている。すぐれた書き手であるクッツェーはまた、現代最高の読み手でもある。
    『世界文学論集』につづく本書には、近年アルゼンチンの出版社「アリアドネの糸」からクッツェーが刊行したスペイン語版「個人ライブラリー」への序文も含まれている。フォード・マドックス・フォード『かくも悲しい話を……』、ホワイト『球形のマンダラ』、ヴァルザー『助手』、クライスト『O侯爵夫人/ミヒャエル・コールハース』、ホーソーン『緋文字』。どのエッセイにも、簡潔な筆致で対象のエッセンスを浮かび上がらせる巨匠の芸が見られる。
    さらに、ゲーテの小説、ホイットマンの詩を語り、シュルツやネミロフスキーなどユダヤ系作家の作品を論じ、ソール・ベロウやナイポールの長編小説を読み込む、クッツェーの批評的センスは衰えを知らない。現代における世界文学の価値の定立者、維持者から贈られる、とびきり上質の読書への導きの書。
    • 四六判 タテ188mm×ヨコ128mm/264頁
    • 定価 5400円(本体5000円)
    • ISBN 978-4-622-08854-7 C0098
    • 2019年11月10日発行