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  • ナチス 破壊の経済 上
    ナチス 破壊の経済 上
    [著者] アダム・トゥーズ   [訳者] 山形浩生   [訳者] 森本正史  
    ナチスの経済政策が、いかに付け焼き刃に過ぎなかったかを、圧倒的データと史料で描ききり、通俗的理解を覆す決定版、ついに邦訳。

    「本書の第一目的は、経済をヒトラー体制理解の中心に据え直すことだ…20世紀経済史の決定的な特徴として突出しているのは、ドイツ、あるいは他のヨーロッパ国の特異な優位性ではなく、一連の新経済大国、なかでもアメリカによる「旧大陸」の失墜だ…アメリカは私たちの第三帝国に対する理解の中心軸となる…東部で最後の一大領土掌握を行うことで、ドイツは、国内の豊かさと、来るべきアメリカとの超大国競争に勝つために必要な基盤の両方のための、自給自足基盤を作り上げようとしたのだった…だがヒトラーといえど、根底にある経済力や軍事力の均衡を変えられはしなかった。要するにドイツ経済は、アメリカはおろか、イギリスとソヴィエト連邦両国を含むヨーロッパの隣国すべてを圧倒できる軍事力を作り出せるほど強くはなかったのだ…ヒトラーの内心では、アメリカが第三帝国に与える脅威は、よくある単なる超大国間の対立ではなかった。ヒトラーのユダヤの世界的陰謀に対する不変の恐怖と絡み合っていたのだ」(序文より)

    上巻では、シュトレーゼマン政権(1923)から、ヒトラーの政権掌握、再軍備と戦争準備、そしてポーランド占領後(1940)までを扱う。

    雇用創出、アウトバーン建設といったナチ経済政策につきまとう神話の実像を暴きつつ、戦争遂行に向けた、外貨確保を中心とした金融経済政策、および兵器、食糧、労働力、資源の動員体制の確立を、あますところなく詳述する。
    • 四六判 タテ188mm×ヨコ128mm/504頁
    • 定価 5184円(本体4800円)
    • ISBN 978-4-622-08812-7 C0022
    • 2019年08月08日発行
  • ナチス 破壊の経済 下
    ナチス 破壊の経済 下
    [著者] アダム・トゥーズ   [訳者] 山形浩生   [訳者] 森本正史  
    「過去20年間で出版された、もっとも重要かつオリジナリティあふれる第三帝国についての書だ」
    ――ニーアル・ファーガソン(『キッシンジャー』)

    「軍事戦略史と、経済史を生みだす洞察を、非常に読みやすいかたちで調和させている」
    ――『エコノミスト』誌

    「さまざまな先入観を打ち砕く傑作だ」
    ――ベルトラン・べノワ 『フィナンシャル・タイムズ』紙

    「経済史が持つ説得力を見事に示している」
    ――ハワード・デイヴィーズ 『タイム』誌

    「本書のすべてのページに、新鮮かつ示唆に富む内容が含まれていると言ってもいい」
    ――マイケル・バーリー 『サンデー・タイムズ』紙

    下巻では、西部戦線の開戦(1940)から、バルバロッサ作戦、ジェノサイド、シュペーアによる軍備の奇跡、そして敗戦(1945)までを扱う。

    二正面戦争に突入したドイツが、いかにして雪のロシアまで戦争活動を巧みに維持したのか、占領した東欧とロシアの資源をナチはどのように利用しようとしていたのか、ホロコーストの経済的側面の全貌とはどのようなものだったのか、「シュペーアの奇跡」の実態とは。破壊に向かって突き進む総動員経済の終幕を描く。
    • 四六判 タテ188mm×ヨコ128mm/456頁
    • 定価 5184円(本体4800円)
    • ISBN 978-4-622-08813-4 C0022
    • 2019年08月08日発行
  • ホッブズの政治学
    ホッブズの政治学【新装版】
    [著者] レオ・シュトラウス   [訳者] 添谷育志   [訳者] 谷喬夫   [訳者] 飯島昇藏  
    「ホップズは、古代に起源をもつ伝統が動揺しだし、かつ近代的自然科学の伝統がいまだ形成され固定化されていなかった、そういう実り豊かな束の間の時期に哲学的思索を行なった。この束の間の時期は、それ以後の全時代にとって決定的に重要なものとなった。まさしくこの時期に、政治学のより新しい展開を全面的に支える土台となる基盤が据えられたのであり、近代的思惟は、この基盤からみてはじめて根源的に理解されうるのである……」

    合理主義・個人主義・自由主義を、自覚的かつ体系的に展開した最初の政治思想家トマス・ホップズ。本書は、若きホップズの〈動機〉を掘り起しながら、『リヴァイアサン』にいたるその思想の生成を丹念に辿り、〈近代性〉の最下・最深の層にある近代文明の無意識に迫った透徹の書である。ここには、〈近代性〉の危機そのものとしての全体主義によって亡命を余儀なくされた著者の、〈近代性〉批判と思想史のアプローチのすべてが、萌芽的な形で凝縮されている。信頼に足るホップズ研究書であり、またドイツからアメリカに渡り、「シュトラウス学派」を形成した著者の思想を理解するためにも、恰好の書となろう。

    [初版1990年10月24日発行]
    • 四六判 タテ188mm×ヨコ128mm/330頁
    • 定価 4860円(本体4500円)
    • ISBN 978-4-622-08848-6 C1031
    • 2019年07月19日発行
  • 大学なんか行っても意味はない?
    大学なんか行っても意味はない?
    [著者] ブライアン・カプラン   [訳者] 月谷真紀  


    人気ブロガー経済学者が、経済学の概念「シグナリング」をキーワードに、現在の教育システムが抱える問題点を実証データで分析する。
    なぜ学生は楽勝授業を探し、試験が終われば学んだことを平気で忘れてしまうのか? なぜ過去数十年で教育が普及したのに、平均的な労働者が良い仕事に就けず、学歴インフレが起きているのか? なぜ企業は、ほとんど使うあてのない学校教育を受けた労働者に給料を支払うのか? なぜ社会では、学校を卒業することが最大の協調性のシグナルになるのか?
    その答えのカギはすべて、「教育の最大の役割は学生のスキルを伸ばすことではなく、知力、協調性、仕事への姿勢についてのお墨付きを与えることにある」というシグナリングの考え方にある。本書の示す問題解決への道筋は、高等教育縮小と職業教育拡充だ。
    最新の社会科学による、教育への根源的かつ挑発的な問いかけ。

    重要な問いを提起している。
    ――『ガーディアン』紙

    [教育を]再考しつつある生徒にも、親にも、新風を吹き込む本だ。
    ――『ウォール・ストリート・ジャーナル』紙

    きわめて重要な本だ。
    ――L・プリチェット(ハーバード大学教授)

    彼の結論に読者は心を乱されるだろう。
    怒りさえするかもしれない。だが無視できないはずだ。
    ――R・ヴェダー(オハイオ大学教授)
    • 四六判 タテ188mm×ヨコ128mm/536頁
    • 定価 4968円(本体4600円)
    • ISBN 978-4-622-08819-6 C0033
    • 2019年07月16日発行
  • 専門知は、もういらないのか
    専門知は、もういらないのか
    [著者] トム・ニコルズ   [訳者] 高里ひろ  


    20世紀初頭まで、政治や知的活動への参加は一部の特権階級に限られていたが、後の社会変化で門戸は大きく開かれた。それは人びとのリテラシーを高め、新たな啓蒙の時代を招来するはずだった。ところが今、これほど多くの人が、これほど大量の知識へのアクセスをもちながら、あまり学ぼうとせず、各分野で専門家が蓄積してきた専門知を尊重しない時代を迎えている。
    ゆがんだ平等意識。民主主義のはき違え。自分の願望や信念に沿う情報だけを集める「確証バイアス」。都合の悪い事実をフェイクと呼び、ネット検索に基づく主張と専門家の見識を同じ土俵に乗せる。何もかも意見の違いですますことはできない、正しいこともあれば間違ったこともあるという反論には、「非民主的なエリート主義」の烙印を押す。これでは、正しい情報に基づいた議論で合意を形成することは難しく、民主主義による政治も機能しない。
    原因はインターネット、エンターテイメントと化したニュース報道、お客さま本位の大学教育。無知を恥じない態度は、トランプ大統領やブレグジットに見るように、事実ではなく「感情」に訴えるポピュリズム政治の培養土となっている。または逆に、知識をもつ専門家による支配、テクノクラシーを招く恐れもある。
    本書が考察しているアメリカの状況は対岸の火事ではない。専門知を上手く活かして、よりよい市民社会をつくるための一冊。
    • 四六判 タテ188mm×ヨコ128mm/312頁
    • 定価 3672円(本体3400円)
    • ISBN 978-4-622-08816-5 C1030
    • 2019年07月10日発行
  • 患者と医師と薬とのヒポクラテス的出会い
    患者と医師と薬とのヒポクラテス的出会い
    [著者] 中井久夫   [解説] 最相葉月  
    怪獣家族画を書きおえた私たちは、病棟から運動場の草原に出た。一仕事を終えた後というくつろぎが私にはあった。彼にもあったにちがいない。彼の第一声は、「今日は空が広いですね」であった。その抑揚もテンポも何もかも、今も忘れられない。
    こういう感動にいつまでも酔いしれていては治療者はつとまらない。我に返って第一に考えるべきは、いかにして日常に戻ってもらうかである。傷は好ましい傷であっても──抗生物質到来以前には「好ましい膿」と「好ましくない膿」との確実な区別が医師に求められていた。精神医学では「今も」というべきであろう──包帯(今はラップか)をしなければならない。そこで、その日のうちに細木先生に会ってもらった。私は患者を軟着陸させるこの臨床心理士の力に全幅の信頼を置いていた。頼ったといってもよい。
    先生は、私に告げた。「ロールシャッハをやってみたよ、面白いというから。不思議なことに攻撃性のサインが全然ない」。私に疲れがドーッと出た。彼はもっとだろう。それが快い疲れでありますように、と私は祈った。さいわい、彼は深くぐっすり眠ったように聞いている。いつもとちがって特別の記載が看護日誌になかった。
    (「病棟深夜の長い叫び」2010)

    自らの精神医学の実践の軌跡をたどる、シリーズ最終巻。

     
    • 四六判 タテ188mm×ヨコ128mm/360頁
    • 定価 3888円(本体3600円)
    • ISBN 978-4-622-08581-2 C0311
    • 2019年07月10日発行
  • アラン島
    アラン島【新装版】
    [著者] ジョン・M・シング   [訳者] 栩木伸明  
    「僕はアランモアにいる。暖炉にくべた泥炭の火にあたりながら、僕の部屋の階下にあるちっぽけなパブからたちのぼってくるゲール語のざわめきに、耳を澄ませているところだ」

    19世紀末、文学の道を志しながらも、パリでさえない日々を送っていたJ.M.シング。友人イエィツにすすめられ、アイルランド辺境のアラン諸島に渡ったシング青年は、おじいたちから島にのこる数々の伝承を聞き、酒場や民家の炉端で島人とのつきあいを深め、またあるときは荒海に乗り出した島カヌー(カラッハ)で漕ぎ手たちと生死をともにする。
    苛酷な自然の中で独自の文化を育み、たくましく生きる島人たち。その暮らしぶりを誠実に記録した紀行文学の傑作を、気鋭のアイルランド文学者によるみずみずしい新訳でお届けする。

    [初版2005年11月10日発行]
    • 四六判 タテ188mm×ヨコ128mm/288頁
    • 定価 3456円(本体3200円)
    • ISBN 978-4-622-08839-4 C1098
    • 2019年07月09日発行
  • ぼくの美術帖
    ぼくの美術帖【新装版】
    [著者] 原田治  
    ルネサンスのティツィアーノに20世紀のデュフィ。画品薫る挿絵画家たち――小村雪岱、木村荘八、宮田重雄。鏑木清方のわけても挿絵的な小品を愛し、鈴木信太郎の絵に生命力の発露をみる。と思えば、1950年代アメリカのカートゥニストたち、北園克衛のグラフィックデザイン、そして抽象画家・川端実…

    作家・作品の多様さからもわかるとおり、美術史家による「絵画の見方」指南とはまったく異なる新鮮なまなざしがアートを巡る旅へと誘う。さらに、縄文土器から戦国時代の兜、豊国、国貞ら浮世絵師たち、宗達、鉄斎、劉生と縦横に渉り、日本民族の縄文的美意識の系譜を探る〈OSAMU版・日本美術史〉。アートへの愛が溢れる美術エッセイ。
    • 四六判 タテ188mm×ヨコ128mm/240頁
    • 定価 2916円(本体2700円)
    • ISBN 978-4-622-08841-7 C0070
    • 2019年07月09日発行
  • 死ぬことと生きること
    死ぬことと生きること【新装版】
    [著者] 土門拳   [解説] 星野博美  
    「ぼくは、うまくいかなくても撮るし、うまくいっても撮る。一度シャッターを切り始めたら、トコトンまで撮らずにはいられなくなる。」

    土門拳、65歳の時の初エッセイ集。「デモ取材と古寺巡礼」「スランプを恐れないこと」「梅原龍三郎を怒らせた話」「アマチュアはなぜ写真が下手か」「手でつかめる風景」… 自らの生い立ちから始まり、丁々発止の肖像写真撮影、一筋のしわをも逃さずとらえて不評だった話、ままならぬ右足の悔しさ、アマチュア写真家への激励、写真哲学などが生き生きと、克明に語られていく。
    戦後日本の矛盾と、日本人を凝視した眼光の鋭さが、文章に刻みつけられている。その強靭な写真の謎を、土門拳自らが明かす。

    [初版2012年12月10日発行]
    • 四六判 タテ188mm×ヨコ128mm/264頁
    • 定価 3564円(本体3300円)
    • ISBN 978-4-622-08840-0 C1072
    • 2019年07月09日発行
  • 定義集
    定義集【新装版】
    [著者] アラン   [訳者] 森有正   [編] 所雄章  
    『幸福論』ほかの著書で知られるフランスの哲学者アランにとって、定義への試みはその出発点であり、目的であった。簡潔さ、厳密さに到達した定義は、静かな力づよさを獲得する。これはアランの一生の仕事であった。ABATTEMENT(落胆)からRELIGION(宗教)まで、アランが本書で表した210語の定義は、ものことば思想との関連をみごとに示している。ここには日々の経験を普遍的なものへ高める知性と勇気がある。
    フランスと日本の間で経験と思索を独自の言語表現にまで高めた哲学者、本書の訳者、森有正は、著書で「定義だけが人間に真理を与えてくれると思うようになった」(『バビロンの流れのほとりにて』)と遺している。また、本書収録の所雄章(編者・哲学研究者)との対談で、辻邦生(小説家)は「(森さんは)アランの『定義集』を訳すというような形で、自分の到達したものに内容を与えようとした」と考えている。生涯の重要な仕事として訳業をすすめ、1988年にその遺稿がまとめられた本書は、21世紀の日本においても、人間がいかに生きるべきかについて、日々の具体的な施策から組み立てることの重要性を示唆している。

    [初版1988年5月16日発行]
    • 四六判 タテ188mm×ヨコ128mm/232頁
    • 定価 3456円(本体3200円)
    • ISBN 978-4-622-08837-0 C1010
    • 2019年07月09日発行