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  • 日ソ戦争 1945年8月
    日ソ戦争 1945年8月
    [著者] 富田武  
    「日ソ戦争」はソ連軍170万、日本軍100万が短期間であれ戦い、日本側の死者は将兵約8万、民間人約25万、捕虜約60万を数えた、明らかな戦争であった。
    本書は、現在まで「触れたくない敗戦史」ゆえに放置されてきた日ソ戦争(1945. 8. 9-9. 2)の全体像を初めて描くものである。旧ソ連の公文書と日本側資料、日本人兵士の回想の三つの視点から戦闘現場の詳細を追った「第二部 日ソ八月戦争」を軸に、軍事的側面を中心に、これまで断片的にしかわかっていなかった戦争の真実を著者は明らかにしていく。
    ソ連側の戦略はいかなるものであったか。それに対する日本と関東軍の実態は? 日本軍とソ連軍の兵士はどのような思いで戦闘にあたっていたのか。満蒙開拓団はじめ居留民がこの戦争に巻き込まれていった実態は? さらに、ヤルタ会談前後から広島・長崎への原爆投下、ソ連参戦まで、また日本敗戦後の日本軍捕虜などの取り扱いやシベリア抑留、東京裁判、731部隊の処置に至るまで、米ソの動向と思惑も併せて、現在に連なる諸相を、本書は考察していく。
    参謀の戦史に代わって兵士の戦史にアクセントを置き、日本敗戦後75年目にはじめて明らかになる真実を、ここに記す。
    • 四六判 タテ188mm×ヨコ128mm/400頁
    • 定価 4180円(本体3800円)
    • ISBN 978-4-622-08928-5 C1021
    • 2020年07月17日発行
  • 宇宙・肉体・悪魔
    宇宙・肉体・悪魔【新版】
    [著者] J・D・バナール   [訳者] 鎮目恭夫   [解説] 瀬名秀明  
    「史上もっとも偉大な科学予測の試み」(アーサー・C・クラーク)。イギリスの生物・物理学者バナールが1929年、弱冠27歳の折に発表した先駆的な人類未来論。書名の「宇宙・肉体・悪魔」は、これまで人類の妨げとなってきた物理的、生理的、心理的な3つの制約を指している。これらのくびきを解き放つため、未来人はロケットを開発して宇宙に進出、その過程で自らの肉体を工学的に改造しつつ機械と融合し、従来の生物を超越した存在へと進化していくだろうと予言する。1世紀近く前の小著ながら、宇宙開発、遺伝子工学、AIによるシンギュラリティー問題など、先端的なテーマがすでに内包されており、その先見性を裏付けている。また、本書が説く宇宙植民島(スペースコロニー)や改造人間(サイボーグ)、群体頭脳などのアイディアは、ステープルドンやクラークらを通じて、小説から映画に至るのちのSF作品に多大な影響を与えたことでも知られる。いまなお読む者を刺激してやまない科学史に残るラディカルな古典。巻末に「新版への解説」(瀬名秀明)を収録。
    • 四六判 タテ188mm×ヨコ128mm/136頁
    • 定価 2970円(本体2700円)
    • ISBN 978-4-622-08923-0 C1040
    • 2020年07月16日発行
  • ゲーデルの悪霊たち
    ゲーデルの悪霊たち
    [著者] ピエール・カスー=ノゲス   [訳者] 新谷昌宏  
    「不完全性定理」を発表し、アリストテレス以来最も偉大な論理学者といわれるクルト・ゲーデル(1906-78)とは、いったい何者か。本書は、ゲーデルが公にすることのなかった多くの考察が含まれる「ゲーデル文書」(プリンストン大学図書館に遺贈された大量の草稿類)に長年取り組んできた著者の成果である。草稿や書簡の下書きだけでなく、断片的メモ、走り書き、図書カード、ホテルの請求書に至るまで、ゲーデル自身がその痕跡を残したものを、著者はゲーデルの人的交流、発表された論文、書簡などと照合することによって、ゲーデルの(ゲーデルがその中で生きた)世界を浮き彫りにしていく。
    実生活上でのゲーデルの奇異な振る舞いや妄想癖のようなもの(著者はそれを《狂気》と呼ぶ)は、彼の論理学とどう関係しているのか。ゲーデル自身の不完全性定理への理解、数学的プラトニズム(実在論)、数学的対象を知覚するという脳内の器官の主張、時間旅行を可能にする相対性理論の解釈、神の存在証明についてのその言動を、われわれはどう考えればよいか。ゲーデルのいう「時代精神」とは? ライプニッツやデカルト、さらには同時代の論理学者エミール・ポストやアラン・テューリングの思考のあり方とも絡み合わせつつ、著者は数々の疑問や謎を紐解いていく。
    ときにフィクションを織り込みながら、20世紀という時代と思想を生きた一人の天才の真実に迫った、類のない書である。
    • 四六判 タテ188mm×ヨコ128mm/456頁
    • 定価 6050円(本体5500円)
    • ISBN 978-4-622-08916-2 C1010
    • 2020年07月16日発行
  • ネズミ・シラミ・文明
    ネズミ・シラミ・文明【新装版】
    [著者] ハンス・ジンサー   [訳者] 橋本雅一  
    「このような断片的な事柄も、実験室とか野外で行なってきた発疹チフスの研究の余暇に、つれづれなるままに書きつづけられてきたものである。伝染病を追って世界中を駈け回っていると、伝染病も人間の数世代にも及ぶそれ自身の歴史を持ち、また生長をつづけ、流浪の旅をつづけているということが理解できるようになり、伝記として取り扱っても差支えないものであって、数世紀にわたって生きつづけてきた生物学的な個体と見做すことができるようになってくる。……長年にわたって伝染病を相手として取り組んでいるうちに、国家の運命に、また確かに文明の興隆と滅亡のうえにも、これらの伝染病による災害が極めて重要な影響を与えてきたということに、われわれは深く印象づけられてきた。」(はじめに)

    細菌学者として、発疹チフスの病原菌に対するワクチンの研究に寄与した、ハンス・ジンサーによる1935年刊行の古典。アメリカから、発疹チフスが流行していたセルビア、ロシアへと赴き、調査をした経験を動機として執筆された。
    発疹チフスの、ネズミ、シラミ、ヒトの間での疫学、全世界への伝播を中心に、古代から20世紀までの伝染病の歴史を描く。新しい病気と向かいあう21世紀のわれわれも、本書から多くの示唆を得るであろう。

    [初版『ねずみ・しらみ・文明』1966年発行、書名を『ネズミ・シラミ・文明』として1984年発行]
    • 四六判 タテ188mm×ヨコ128mm/376頁
    • 定価 4180円(本体3800円)
    • ISBN 978-4-622-08947-6 C0022
    • 2020年07月16日発行
  • パウラ・モーダーゾーン=ベッカー
    パウラ・モーダーゾーン=ベッカー
    [著者] バルバラ・ボイス   [訳者] 藤川芳朗  
    私は私、そして
    もっともっと私になりたいと思っています。

    子ども、病いをもつ人、老農婦、母と子、花、そして裸の自画像を描き、画家になることと女性であること、母になることの自然を生きようとしたパウラ。儚くも大胆な31年の生を描く、決定版伝記。



    「私たちはいっしょに話をしても、いちばん奥深いところまでは話しません。そこでときどきはどちらかが相手に花のことを話さなければならないのです、深い深いところに咲いている花のことを。」
    (兄クルト宛ての手紙、1900年4月26日付)

    「ところで私は、自分がどうサインすればいいのか、まったく見当がつきません。私はモーダーゾーンではありませんし、もはやパウラ・ベッカーでもないのです。私は私です、そしてもっともっと私になりたいと思っています。」
    (リルケ宛ての手紙、1906年2月17日付)

    ドイツ人女性画家として、現代絵画(モデルネ)への扉を自らの手で開いたそのとき、31年の生を閉じた、パウラ・モーダーゾーン=ベッカー(1876-1907)。
    アカデミーを離れ、自然を師として、自分たちの芸術を志す芸術家たちのコロニー、ヴォルプスヴェーデの一員となったパウラを、運命的な出会いが待っていた―――〈魂の姉妹〉となる彫刻家クララ・ヴェストホフ、詩人ライナー・マリーア・リルケ、夫となる画家オットー・モーダーゾーン。芸術に身を捧げることを自らに誓い、描いて、描いて、描いて生きたパウラは、死の瞬間、母となり、革命的な女性画家となっていた。
    死後、アトリエで見つかった二千点あまりの絵と、多くのドイツ人に愛読されつづける『手紙と日記』の声に耳を澄ませ、短くもひたむきに生ききった生涯を描きだす。

    カラー作品32点、「訳者補注」「パウラ・モーダーゾーン=ベッカー受容史」を付した、質量ともに充実の決定版。
    • 四六判 タテ188mm×ヨコ128mm/568頁
    • 定価 8800円(本体8000円)
    • ISBN 978-4-622-08915-5 C0071
    • 2020年07月16日発行
  • 構造・安定性・ゆらぎ
    構造・安定性・ゆらぎ【新装版】
    [著者] P・グランスドルフ   [著者] イリヤ・プリゴジン   [訳者] 松本元   [訳者] 竹山協三  
    〈熱力学の方法を、平衡はもとより非線形性や不安定性をも含むあらゆる現象へ拡張できないであろうか? ……新しい「構造」は常に不安定性の結果として出現する。すなわちそれはゆらぎから生じるものである。ふつうはゆらぎが生じると、系をもとの乱れのない状態に戻そうとする動きが続いて起るが、新しい構造が形成される場合には、反対にゆらぎは増幅される。……安定性の理論を不可逆過程の熱力学に結びつけ、ゆらぎの巨視的理論を包含する一般化された熱力学を作り上げなくてはならない。〉

    散逸構造の理論で、1977年、ノーベル化学賞を受賞したプリゴジンの、グランスドルフとの共著による初期の著作。開放系に現れる構造の問題を、非平衡熱力学の立場から、物理学、化学、生物学について、統一的な観点からの説明を試みる。

    [初版1977年8月25日発行]
    • A5判 タテ210mm×ヨコ148mm/328頁
    • 定価 7700円(本体7000円)
    • ISBN 978-4-622-08938-4 C3042
    • 2020年07月10日発行
  • カルノー・熱機関の研究
    カルノー・熱機関の研究【新装版】
    [著者] サヂ・カルノー   [訳・解説] 広重徹  
    「カルノーはその理論的考察の基礎に、熱量の保存と永久機関不可能の二つの原理をおいた。これらは共に、当時のだれにとっても異存のない原理であった。カルノーはまず、水力とのアナロジーに訴えながら、高温物体から低温物体へ熱が移動するときには必ず動力を発生させうること、したがって、動力の発生をともなわない熱の移動――たとえば温度の異なる物体を接触させたときの熱伝導――は必然的に動力の損失であることを指摘する。こうして、驚くべき簡明・直截なやり方で熱機関の効率を最大にするための条件が定式された。ついでカルノーは、この条件をみたす理想機関としていわゆるカルノー・サイクルを提示し、二つのカルノー・サイクルを逆向きに結合した系に永久機関不可能の原理を適用して、熱機関の基本定理――それはやがて熱力学第二主則の基礎となる――をうちたてた。」
    (広重徹「解説」より)

    “カルノーの原理”で知られるサヂ・カルノーは、その理論と意義を、1824年に『火の動力、および、この動力を発生させるに適した機関についての考察』として出版した。本書は、この『考察』に加え、遺された研究ノート、弟イッポリートによる伝記、訳者による『考察』の歴史的背景を論じた「解説」を付す。産業革命が進み、蒸気機関がますます利用されるなか、その働きの理論を一般の人々に向けて執筆し、熱力学の出発点となった古典。

    [初版1973年11月25日発行]
    • A5判 タテ210mm×ヨコ148mm/152頁
    • 定価 3740円(本体3400円)
    • ISBN 978-4-622-08937-7 C3042
    • 2020年07月10日発行
  • 発明
    発明【新装版】
    [著者] ノーバート・ウィーナー   [訳者] 鎮目恭夫  
    ノーバート・ウィーナーはただの数学者ではない。物はいかに働き、働きうるかを深いレベルで理解する能力を有し、常に彼の数学を工学技術に結びつけ、情報通信ネットワーク時代のあらゆる種類の発明のための基本的アイディアを提供した。
    本書で彼は、新しいアイディアを養い育て、その応用を可能にする歴史的環境を強調することにより、発明発見の歴史の魅力的な物語を、内側から理解し描いた。真にオリジナルなアイディアは、流れ作業からは生れえず、しばしば遠く離れた時と地点から直観で感じとられたものとして生れる。発明にとって最善の知的・技術的風土とは、興味深い事柄を追求する精神を鼓舞する社会であり、それらを産み出す直観に報いる社会である。その観点から現代アメリカの事例も観察する。
    ウィーナーはまた、生涯を通じて、科学者たちの開発した理論の応用を導く倫理的なものへの強い関心を保ち続けた。冷戦時代をささえた科学の世界に対する彼の警告は、予見に満ちている。21正規の科学技術社会が直面するディレンマに対しても、過去から深く有益な示唆を与える本書は、今こそ読まれるにふさわしい。

    [初版1994年7月25日発行]
    • 四六判 タテ188mm×ヨコ128mm/208頁
    • 定価 3300円(本体3000円)
    • ISBN 978-4-622-08939-1 C1040
    • 2020年07月10日発行
  • 妄想
    妄想【新装版】
    [著者] ルートウィヒ・ビンスワンガー   [訳者] 宮本忠雄   [訳者] 関忠盛  
    ルートウィヒ・ビンスワンガーは現存在分析論に立脚した精神医学を創始し発展させてきた。しかし主著『精神分裂病』を完成した彼が晩年にいたってフッサールの現象学の持つ精神医学にとっての重要性をあらためて強調し、『うつ病と躁病』(1960)を発表したことは、当時の人間学的精神医学の内部に大きな波紋を呼び起こした。
    その五年後に刊行された本書は、前著に対する批判に答えて現存在分析から現象学的方法への移行を示しつつ、三つの症例の周到な現象学的記述を試みたビンスワンガー最後のモノグラフィーであり分裂病論の総決算である。
    症例のなかでもストリンドベリのそれは時間性の障害に基づく自己構成の障害と深く関わる「間接現前」の障害を鮮明に表している。妄想において問題となる相互主観性の領域の出発点ともいえる他我構成論に着目し、妄想における「他者性」の解析を行った先見性など、今日においても本書の意義は大きい。

    [初版1990年9月14日発行、新装版2001年6月20日発行]
    • 四六判 タテ188mm×ヨコ128mm/250頁
    • 定価 4950円(本体4500円)
    • ISBN 978-4-622-08940-7 C3047
    • 2020年07月08日発行
  • どっちの勝ち?
    どっちの勝ち?
    [文] トニ・モリスン   [文] スレイド・モリスン   [絵] パスカル・ルメートル   [訳者] 鵜殿えりか   [訳者] 小泉泉  
    矛盾だらけの世界で生きぬくために、必要な知恵はなに? 現代社会の「イソップ物語」絵本。
    トニ・モリスン(1931-2019)はアフリカ系アメリカ人で初めてノーベル文学賞を受賞した女性作家です。社会における子どもたちの複雑な「生」に人一倍心を寄せてきました。

    夏が終わると貯蓄と家庭生活にいそしむアリと、仕事を失ったアーティストのキリギリス。権力の絶頂から落ちたライオンと、ライオンと友だちになることで自分は強いと誤解するネズミ。恩を仇で返したヘビにたいし、おじいさんはどうする?
    おとなは「友だちみんなにやさしく」とか「けんかはよくない」と言います。だけど、現実は甘くない! それは子どもが一番知っている。わけのわからない世界で傷つき、必死に向き合っているのが子どもの毎日です。
    子どもも大人もこの絵本を一緒に読んで、知恵とかコツを見つけてください。自分の足で、自分らしく、自信をもって歩いていけるように。
    • A4変型判 タテ201mm×ヨコ187mm/104頁
    • 定価 3300円(本体3000円)
    • ISBN 978-4-622-08800-4 C0797
    • 2020年07月01日発行