みすず書房

江口重幸

えぐち・しげゆき

1951年生まれ。1977年、東京大学医学部医学科卒業。長浜赤十字病院、都立豊島病院を経て、1994年より精神医学研究所付属東京武蔵野病院に勤務する。専攻は臨床精神医学、文化精神医学、医療人類学、力動精神医学史。著書に『シャルコー──力動精神医学と神経病学の歴史を遡る』(勉誠出版、2007)、『病いは物語である』(金剛出版、2019)『文化精神医学序説』(共著、金剛出版、2001)『ナラティヴと医療』(共著、金剛出版、2006)ほか。訳書(共訳)に、アーサー・クラインマン『病いの語り──慢性の病いをめぐる臨床人類学』(誠信書房、1996)、同『精神医学を再考する』(みすず書房、2012)、バイロン・グッド『医療・合理性・経験──バイロン・グッドの医療人類学講義』(誠信書房、2001)、マーガレット・ロック『更年期──日本女性が語るローカル・バイオロジー』(みすず書房、2005)、デイヴィッド・ヒーリー『ヒーリー精神科治療薬ガイド 第5版』(監訳、みすず書房、2009)、同『双極性障害の時代——マニーからバイポーラーへ』(監訳、みすず書房、2012)、ハッキング『マッド・トラベラーズ』(岩波書店、2017)ほかがある。