みすず書房

ハンス・カロッサ

Hans Carossa

1878年12月15日、バイエルンに生まれる。『若き日の変転』(1928)に描かれているような多感な青春時代を送った後、ミュンへン、ヴュルツブルク、ライプツィヒの大学で医学を学ぷ。開業医として活動するかたわら、『詩集』(1910)や医者を主人公とする小説を発表する。第一次大戦中、従軍医として転戦、その体験をもとに『ルーマニア日記』(1924)を発表する。第二次大戦後、ナチス体制下の生活を描いた『ニつの世界』(1951)などを書く。1956年9月12日、77歳で歿す。