みすず書房

J・M・クッツェー

J. M. Coetzee

1940年、南アフリカのケープタウン生まれ。ケープタウン大学で文学と数学の学位を取得。65年に奨学金を得てテキサス大学オースティン校へ。ベケットの初期作品の文体研究で博士号取得。68年からニューヨーク州立大学で教壇に立つが、永住ヴィザがおりず、71年に南アフリカへ帰国。74年、最初の小説『ダスクランド』出版。以降、ケープタウン大学で教えながら小説・批評を次々と発表する。83年『マイケル・K』と99年『恥辱』で英国のブッカー賞を2回受けた。2002年、大学退職後、オーストラリアのアデレードに移住。03年、ノーベル文学賞受賞。小説作品は上記の他に『石の女』『夷狄を待ちながら』『敵あるいはフォー』『鉄の時代』『ペテルブルグの文豪』『エリザベス・コステロ』『遅い男』『サマータイム、青年時代、少年時代』『イエスの幼子時代』など。