みすず書房

ジュリア・クリステヴァ

Julia Kristeva

1941年ブルガリアに生まれる。1966年、なかば亡命のようなかたちでフランスに渡る。初期には雑誌『テル・ケル』を中心に活躍し、ロラン・バルト、フィリップ・ソレルスらとともに現代フランス思想の潮流をになう一人となる。哲学、言語学、精神分析を大胆に応用し、「文学の記号論」を根本的に革新する。近年では女性問題、外国人問題に対する積極的な発言も目立つ。邦訳された主要著作として『ことば、この未知なるもの』(国文社)、『セメイオチケ』(せりか書房)、『テクストとしての小説』(国文社)、『中国の女たち』(せりか書房)、『詩的言語の革命』(剄草書房)、『恐怖の権力』(法政大学出版局)、『ポリローグ』(白水社)、『初めに愛があった』(法政大学出版局)、『黒い太陽』(せりか書房)、『サムライたち』(筑摩書房)、『彼方を目指して』(せりか書房)、『プルースト』(筑摩書房)他がある(原書刊行順)。