みすず書房

高桑信一

たかくわ・しんいち

1949年、秋田県男鹿半島の船川で生まれる。秋田工業高校を卒業後、電電公社に入社。そのころから登山を始め、1980年に浦和浪漫山岳会を設立。おもに夏の沢登りと冬の雪稜登高によって、奥利根、下田・川内、南会津などの知られざる山域に足跡を残す。2003年にNTTを退職し、以後はフリーランスのライターおよびカメラマンとして、山岳雑誌や渓流釣りの雑誌に、山行記や山里の暮らしを追ったルポなどを発表する。「ろうまん山房」主宰。埼玉県幸手市在住。著書に『一期一会の渓』『希望の里暮らし』『山小屋からの贈りもの』(つり人社)『山の仕事、山の暮らし』(つり人社、ヤマケイ文庫)『道なき渓への招待』『古道巡礼』(東京新聞出版局)『渓をわたる風』(平凡社)『山と渓に遊んで』(みすず書房)。編著に『森と水の恵み——達人の山旅 2』(みすず書房)。