みすず書房

フェリクス・ティフ

Feliks Tych

1929年生まれ。ワルシャワ・ゲットーを脱出して生きのびる。1952年ワルシャワ大学歴史学部卒業。1955年にモスクワ大学歴史学部で博士号、59年にポーランド・アカデミア歴史研究所で教授資格。1958年からポーランド統一労働者党付属の党史研究所の教授として、機関誌『ス・ポラ・ヴァルキ』の編集長のほか多くの著作や資料集などの編集を担当するが、反セミティズム・キャンペーンのため職を追われる。1996年から現在までワルシャワのユダヤ史研究所所長を務めている。編著にRoza Luksemburg, Listy do Leona Jogichesa-Tyszki(Warszawa : Ksiazka i Wiedza, 1968-71、邦訳 ローザ・ルクセンブルク『ヨギヘスへの手紙』河出書房新社、1976-77)、Spoleczenstwa europejskie i Holocaust (Warszawa, 2004)ほか多数。