みすず書房

ヘルマン・ヘッセ

Hermann Hesse

1877年7月2日、ドイツ、シュヴァーベン地方のカルヴに生まれ、スイスのバーゼルの父母が働く伝道館で育つ。神学校を中退、町工場や書店で働くかたわら、独学で文学の勉強を続ける。1902年、後に『青春詩集』と増補改題された『詩集』を発表。1904年『郷愁』を書きあげ、一躍人気作家となる。同年に結婚、ライン河畔の寒村に移り、長編『車輪の下』(1906)、『春の嵐』(1910)を発表する。第一次、第二次大戦に対しては平和主義を表明する。その間、『デミアン』(1919)、『ガラス玉遊戯』(1943)などの小説を書く。1946年、ノーベル文学賞、ゲーテ賞を受賞。1962年8月9日、85歳で歿す。