みすず書房

鷲田清一

わしだ・きよかず

1949年京都市に生まれる。京都大学文学部卒業、同大学院文学研究科博士課程修了。関西大学文学部教授、大阪大学総長などを歴任。大阪大学名誉教授。大谷大学客員教授、京都市立芸術大学理事長・学長、せんだいメディアテーク館長。専攻は臨床哲学・倫理学。著書『分散する理性——現象学の視線』(勁草書房、1989、増補改題『現象学の視線』講談社学術文庫、1997)、『モードの迷宮』(中央公論社、1989/ちくま学芸文庫、1996。以上の2著にて1989年サントリー学芸賞受賞)、『夢のもつれ』(北宋社、1993)、『人称と行為』(昭和堂、1995)、『見られることの権利——〈顔〉論』(メタローグ、1995/改題『顔の現象学』講談社学術文庫、1998)、『メルロ=ポンティ 可逆性』(講談社、「現代思想の冒険者たち」第18巻、1997)、『「聴く」ことの力——臨床哲学試論』(TBSブリタニカ、1999、第3回桑原武夫賞受賞)、『皮膚へ——傷つきやすさについて』(思潮社、1999)、『ことばの顔』(中央公論新社、2000)、『〈弱さ〉のちから』(講談社、2001)、『「哲学」と「てつがく」のあいだ』(みすず書房、2001)ほか多数。