みすず書房

ニコラ・ブーヴィエ

Nicolas Bouvier

(1929-1998)スイスの作家、旅行家、図像調査士。1953年から大旅行。ユーゴスラヴィア、トルコ、イラン、パキスタン、セイロンを経て、1955年、日本に到着、日本各地で一年を過ごす間に写真家となる。その後世界中を旅行する。著書は、『日本滞在記』(全訳は『日本の原像を求めて』1994、草思社)『世界の使い方』『かさご』『アランおよびその他の場所の日記』をはじめ、『スイスの民衆芸術』(1991)、ロングインタビュー『旅と壊走』(1992)、ドキュメンタリー・フィルム付録の『ふくろうとくじら』など。ロラン・バルト『記号の国』にも写真を提供している。歿後も評価は高まる一方で、2004年にはガリマール社から作品集が刊行された。