みすず書房

クレア・A・ニヴォラ

Clair A. Nivola

画家、絵本画家、絵本作家。イタリア、サルデーニャ島生まれのアメリカの著名な画家・空間デザイナーのコンスタンティーノ・ニヴォラが父。絵本の代表作に、森を怖がっていたネズミの暗い森への冒険を描いた『あの森へ』(柳田邦男訳、評論社)がある。色彩のうつくしさで知られるが、ペンの線画のみで描かれたスパイアーズ『エミリ・ディキンスン家のネズミ』(長田弘訳、みすず書房)の挿画は、白を愛したエミリ・ディキンスンの部屋の雰囲気をそのままに伝える。献辞にあるナーフは、この書に登場する白ネズミのエマラインそっくりの、自宅にいっしょに住んでいた誉れ高い白ネズミの名。