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ヤーコプ・フォン・ユクスキュル

Jakob Johann Baron von Uexkull

1864年9月7日、当時ロシア領だったエストニアのレヴァール(今日のタリン)近郊で、レヴァール市長であったアレクサンダーの三男として生まれる。ユクスキュル家はドイツ騎士修道会に参加して封土を得た男爵家で、十三世紀まで遡るバルト・ドイツきっての名家である。高校時代に一生を通じての指針となるカント哲学に出会った。地元のドルパート大学で動物学を専攻した後、当時支配的であったダーウィニズムに飽きたらず生理学に転向し、1888年以降ハイデルベルク大学に遊学して研究を続ける。研究の資金は潤沢な相続財産ですべてまかなっていたが、日露戦争で手持ちのロシア国債が紙切れ同然となったため破産し、以降は理論的思索を中心とした探求を私学者として続けた。1924年にようやくハンブルク大学付属の〈環境研究所〉所長に招聘され、多くの弟子を育成した。主著は『海棲動物の実験生物学入門』(1905年)、『動物の環境と内的世界』(1909年初版、1921年改訂再版〔=前野佳彦訳、みすず書房、2012〕)、『国家生物学』(1920年)、『理論生物学』(1920年初版)、『動物と人間の環境世界散策』(1934年)、『見たことのない世界』(1936年)、『意味論』(1940年)等。大学を退官後、1944年7月25日、カプリ島で療養中に亡くなった。死の三日前にヒトラーの暗殺未遂事件を知り、深い慰めを感じたことが良き伴侶であった夫人の日記に記載されている。


 

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