みすず書房

ジェームズ・C・スコット

James C. Scott

1936年生まれ。イェール大学政治学部・人類学部教授。全米芸術科学アカデミーのフェローであり、自宅で農業・養蜂も営む。東南アジアをフィールドに、地主や国家の権力に対する農民の日常的抵抗論を学問的に展開した。ウィリアムズ大学を卒業後、1967年にイエール大学より政治学の博士号を取得。ウィスコンシン大学マディソン校政治学部助教授を経て、1976年より現職。2010年には、第21回福岡アジア文化賞を受賞。著書 『反穀物の人類史——国家誕生のディープヒストリー』(立木勝訳、みすず書房、2019)『実践 日々のアナキズム——世界に抗う土着の秩序の作り方』(清水展他訳、岩波書店、2017)『ゾミア——脱国家の世界史』(佐藤仁監訳、みすず書房、2013)ほか。