みすず書房

アドルフ・ロース

Adolf Loos

オーストリアの建築家。1870年、モラヴィア地方ブルノ市(現チェコ共和国)に生まれる。ドレスデン工科大学で学び、1893年より3年間アメリカに滞在。帰国後ウィーンで建築家としてキャリアを積むかたわら種々の新聞・雑誌に多くの批評を寄稿。1922-28年、パリに拠点を移すも晩年はふたたびウィーンに戻って活動を続けた。1933年没。作品「カフェ・ムゼウム」(ウィーン1899)「アメリカン・バー」(別称「ケルントナー・バー」、同1908)「シュタイナー邸」(同1910)「ミヒャエル広場に建つ建築」(通称「ロースハウス」、同1911)「ショイ邸」(同1912)「ホーナー邸」(同1912)「ルーファー邸」(同1922)「トリスタン・ツァラ邸」(パリ1926)「モラー邸」(ウィーン1928)「ミュラー邸」(プラハ1930)ほか。