みすず書房

デイヴィッド・シルヴェスター

David Sylvester

1924年、ロンドンに生まれる。美術評論家。執筆活動およびキュレーターとしての展示企画を通してアルベルト・ジャコメッティ、ヘンリー・ムーア、ルネ・マルグリットからフランシス・ベーコン、ルシアン・フロイドにいたる20世紀の重要な芸術家の作家評を確立。ヘンリー・ムーア財団評議員、テート・ギャラリー評議員、アート・カウンシル・オブ・グレイトブリテンのアドバイザー、パリ国立近代美術館の作品購入委員会メンバーなどを歴任。1993年、第45回ヴェネツィア・ビエンナーレではベーコン没後1年の回顧展キュレートにより金獅子賞受賞。2001年没。著書Interviews with Francis Bacon, Thames & Hudson, 1975(『肉への慈悲——フランシス・ベイコン・インタヴュー』小林等訳、筑摩書房1996/ちくま学芸文庫2018)、 Looking at Giacometti, Chatto & Windus, 1994(『ジャコメッティ 彫刻と絵画』武田昭彦訳、みすず書房2018)、 About Modern Art: Critical Essays 1948-96, Chatto & Windus, 1996, Looking back at Francis Bacon, Thames & Hudson, 2000(『回想フランシス・ベイコン』五十嵐賢一訳、書肆半日閑2010)ほか。