みすず書房

マックス・ヴェーバー

Max Weber

1864-1920。ドイツ、エルフルトに生れる。ハイデルベルク、ベルリン、ゲッティンゲンの各大学で法律学を専攻し、歴史、経済学、哲学に対する造詣をも深める。1892年ベルリン大学でローマ法、ドイツ法、商法の教授資格を得、同年同大学講師、93年同助教授、94年フライブルク大学経済学教授、97年ハイデルベルク大学経済学教授、1903年病気のため教職を去り、ハイデルベルク大学名誉教授となる。1904年Archiv für Sozialwissenschaft und Sozialpolitikの編集をヤッフェおよぴゾンバルトとともに引受ける。同年セント・ルイスの国際的学術会議に出席のため渡米。帰国後研究と著述に専念し上記Archivに論文を続々と発表。1918年ヴィーン大学教授、19年ミュンヘン大学教授、経済史を講義。20年ミュンヘンで歿。著書は『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』(全2巻、岩波文庫、1955-62、改訳、岩波文庫、1989)『儒敦と道教』(創文社、1971)『古代ユダヤ教』全3巻、岩波文庫、1996)『古代社会経済史——古代農業事情』(東洋経済新報社、1959)『支配の社会学』(全2巻、創文社、1960-62)『一般社会経済史要論』(岩波書店、1954-55)ほかが邦訳されている。