みすず書房

小沢信男

おざわ・のぶお

1927年、東京都芝区(現・港区)新橋に生まれる。作家。日本大学芸術学部卒業。大学在学中の52年、「江古田文学」掲載の「新東京感傷散歩」を花田清輝に認められる。53年、新日本文学会に入会。以後、小説、詩、俳句、評論、ルポルタージュなど多ジャンルにわたる執筆活動を展開。著書『わが忘れなば』(晶文社1965)『若きマチュウの悩み』(創樹社1973)『東京の人に送る恋文』(晶文社 1975)『犯罪専科』(東邦出版社1978/河出文庫1985)『犯罪紳士録』(筑摩書房1980/ちくま文庫1990)『いま・むかし東京逍遥』(晶文社1983)『書生と車夫の東京』(作品社1986)『東京百景』(河出書房新社1989)『あの人と歩く東京』(筑摩書房1993)『全句集 んの字』(大日本印刷ICC本部2000)『裸の大将一代記』(筑摩書房2000/ちくま文庫2008/桑原武夫学芸賞)『悲願千人斬の女』(筑摩書房2004)『通り過ぎた人々』(みすず書房2007)『東京骨灰紀行』(筑摩書房2009/ちくま文庫2012)『本の立ち話』(西田書店2012)『捨身なひと』(晶文社2013)『俳句世がたり』(岩波新書2016)『私のつづりかた』(筑摩書房2017)『ぼくの東京全集』(ちくま文庫2017)『暗き世に爆ぜ』(みすず書房2021)ほか。2021年3月3日死去。