みすず書房

ダグラス・アダムス

Douglas Adams

(1952-2001)イギリスの脚本家、作家。かけだしの頃はモンティ・パイソンにコントを書くなどして関わる。1978年に放送されたBBCのラジオ・ドラマ『銀河ヒッチハイク・ガイド』の脚本を執筆、その翌年に出版した小説『銀河ヒッチハイク・ガイド』(風見潤訳、新潮社、1982)がベストセラーとなり、一躍人気作家となった。(シリーズ全5冊の新訳が、2005-2006年に河出書房新社より刊行されている。安原和見訳。)ほかにも小説やエッセイ、脚本の執筆に活躍し、イギリスのポップカルチャーを刺激する作家として愛された。絶滅危惧種の保護活動に積極的に貢献したことでも知られ、『これが見納め——絶滅危惧の生きものたち、最後の光景』(安原和見訳、みすず書房、2011)の執筆およびその元になったラジオ・ドキュメンタリーもその一部。2001年に惜しまれて逝去したのちも、彼に共鳴した著名な科学者・作家らを講演者とするDouglas Adams Memorial Lectureが生物保護活動のためのチャリティーイベントとして続けられている。