みすず書房

マグダ・オランデール=ラフォン

Magda Hollander-Lafon

1927年、ハンガリーに生まれる。児童心理学者。16歳のとき、アウシュヴィッツ=ビルケナウ絶滅収容所に、母と妹とともに収容される。家族のなかでただ一人生き延び、戦後はベルギーを経てフランスに居住する。1977年に『四つの小さなパン切れ』(Quatre petits bouts de pain: Des tenebres a la joie, Albin Michel, 2012, 高橋啓訳、みすず書房、2013)の第一部となる『時のみちすじ』を刊行。第二部「闇から喜びへ」は、何万人もの中高生にみずからの記憶を語り伝えることを通じて生まれた。