1932年生まれ。アメリカの都市社会学者。西フロリダ大学社会学部名誉教授。州立マンカト大学(現・ミネソタ州立大学マンカト校)で英語と社会科の学士号、ミネソタ大学で社会学の修士号および博士号を取得。ネヴァダ大学、州立スタウト大学(現・ウィスコンシン州立大学スタウト校)、ミネソタ大学を経て1971年から2001年まで西フロリダ大学で教鞭をとる。過去には小学校・中学・高校の教諭や米国陸軍医療部隊の歯科技工士として働いた経験もある。The Great Good Place: Cafés, Coffee Shops, Bookstores, Bars, Hair Salons and Other Hangouts at the Heart of a Community (Da Capo Press (Perseus), 1st edition 1989, 2nd edition 1997〔『サードプレイス——コミュニティの核になる「とびきり居心地よい場所」』忠平美幸訳、みすず書房〕)の刊行以来、〈サードプレイス〉づくりに取り組む国内外の行政や企業、市民のコンサルタントとして活躍。共著書に、Celebrating the Third Place: Inspiring Stories about the“Great Good Places”at the Heart of Our Communities (Marlowe & Company、2000)。あまり知られていないことだが、1975年にCarl Oldenburgの名前で、日本の俳句を題材にした諧謔の書、Frog Croaks: Haiku Tongue in Cheekを出版(冒頭に「すべての日本国民に陳謝して」との謝辞がある)。フロリダ州ペンサコラ在住。
レイ・オルデンバーグ
Ray Oldenburg