みすず書房

レイモンド・ウィリアムズ

Raymond Williams

作家、批評家。1921年、イングランドと境を接するウェールズの小村パンディに生まれる。1939年、奨学生としてケンブリッジ大学トリニティ・コレッジに入学。第二次世界大戦中の1941年、休学して陸軍に入隊。戦後ケンブリッジ大学に復学して卒業したのち、1946年から61年まで労働者教育協会(WEA)のもとで成人教育の講師を務める。1961年よりケンブリッジ大学英文学講師、1974年から83年まで同演劇学講座教授。その間イギリス・ニューレフト運動の中心人物のひとりとして社会主義の立場から言論活動に積極的に関わる。1988年没。主な著作として『文化と社会』(1958)『ボーダー・カントリー』(1960)『長い革命』(1961)『コミュニケーションズ』(1962)『現代の悲劇』(1966)『マルクス主義と文学』(1977)『田舎と都会』(1979)『唯物論と文化の諸問題』(1980)などがある。