みすず書房

ゴウリ・ヴィシュワナータン

Gauri Viswanathan

コロンビア大学教授。インド・コルカタ生まれ。デリー大学で修士課程を修了・同大学で教職についた後、渡米しコロンビア大学でエドワード・W・サイードに師事。コロンビア大学提出の博士論文をもとにした処女作Masks of Conquest (Columbia UP, 1989)で〈英文学〉の植民地インド発祥説を唱え、学界の注目を集める。〈改宗〉をテーマにした次作Outside the Fold (Princeton UP, 1998)は、米国現代語学文学協会(MLA)のジェイムズ・ラッセル・ローウェル賞、米国比較文学協会(ACLA)のハリー・レヴィン賞、アジア研究協会(AAS)のクマーラスワーミー賞を受賞。本年(2018年)には、コロンビア大学学生の選出により、すぐれた教育者にあたえられるマーク・ヴァン・ドーレン賞を受賞している。邦訳書に編著『権力、政治、文化(上) エドワード・W・サイード発言集成』(大橋洋一ほか訳、太田出版)。