みすず書房

有木宏二

ありき・こうじ

1967年、大阪府に生まれる。京都大学大学院人間環境学研究科修了後、美術館学芸員、大学教員を歴任。美術史家(専門は西洋近代美術史、特に棄教したユダヤ人画家カミーユ・ピサロの「純粋な感覚」とその系譜を辿っている)。著書に『ピサロ/砂の記憶──印象派の内なる闇』(人文書館 2005、第16回吉田秀和賞)、『ゴーガンと仏教』(みすず書房 2024)、訳書にスティーヴン・ナドラー『レンブラントのユダヤ人──物語・形象・魂』(人文書館 2008)、同『スピノザ ある哲学者の人生』(同 2012)など。