みすず書房

ティム・ペイジ

Tim Page

1954年サンディエゴ生まれ、コネチカット州ストーズ育ち。マネス音楽院とコロンビア大学に通うが、本人は独学を自認する。音楽批評家として、『ソーホー・ウィークリー・ニューズ』(1979–82年)、『ニューヨーク・タイムズ』(82–87年)、『ニューヨーク・ニュースデイ』(87–95年)の各紙で執筆。その後『ワシントン・ポスト』での活躍により、97年にピューリッツァー賞(音楽批評部門)を受賞。カタリスト・レーベル(BMG)での音楽プロデュースや、ラジオ番組(WNYC-FM)のホストなどで、新しい演奏家や、新しい作曲家・作品の紹介に努める。2008年南カリフォルニア大学で音楽ジャーナリズムの教授となり、現在は名誉教授。『グレン・グールド著作集』のほか、音楽批評集Music from the RoadTim Page on Music、ウィリアム・カペルの伝記、ヴァージル・トムソンの書簡集、ドーン・パウエルの著作集・書簡集と伝記、アスペルガー症候群と知らずに育った自身の回想録Parallel Playなど、編著書は20冊を超える。十代の頃、無声映画制作に熱中した様子は、68年にニューヨーク映画祭で上映されたデイヴィッド・ホフマンの短篇ドキュメンタリーA Day with Timmy Pageに描かれ、19年に自作とともに蘇映された。