みすず書房

ヴァルター・ベンヤミン

Walter Benjamin

1892-1940。ベルリンに生まれる。高校時代からドイツ青年運動に参加、ベルリン大学とフライブルク大学で哲学を学ぶ。1925年フランクフルト大学に提出した大学資格教授論文が拒否されて以降、雑誌や新聞への寄稿、ラジオ放送の脚本執筆、翻訳に従事。33年ヒトラー政権樹立とともにパリに亡命。35年、フランクフルト大学の国外に出た社会科学研究所の所員となり、パリの国立図書館に通いながら研究活動を行なう。39年9-11月、第二次世界大戦の勃発にともないヌヴェールの収容所に入れられるが釈放された。40年パリ陥落のため逃亡、ピレネー山中で服毒自殺。著書に『ベンヤミン著作集』(全15巻、晶文社)『ベンヤミン・コレクション』(全6巻、ちくま学芸文庫)など。