みすず書房

日高健一郎

ひだか・けんいちろう

1948年生まれ。筑波大学名誉教授、工学博士。専門は西洋建築史(ルネサンス建築史・ビザンティン建築史)、世界遺産学。東京大学工学部建築学科卒業後、1975–77年イタリア政府給費留学生としてローマ大学で研究。これまで北アフリカ・中東の初期ビザンティン建築のほか、ルーマニア、セルビア、チュニジア、リビアなど各地で調査を行う。筑波大学に世界遺産学専攻を開設し、専攻長をつとめた。イタリア政府「マルコポーロ賞」を共同受賞。ミラノ工科大学で招聘教授として建築史を担当。『ハギアソフィア大聖堂学術調査報告書』(共編、中央公論美術出版、2004)で建築史学会賞受賞。著書に『建築巡礼 イスタンブール』(共著、丸善、1990)、訳書にマラーニ『マルティーニ 建築論』(中央公論社、1991)、『カテリーナの微笑――レオナルド・ダ・ヴィンチの母』(みすず書房、2024)、共訳に『レオナルド・ダ・ヴィンチ パリ手稿K』(岩波書店、1993)『レオナルド・ダ・ヴィンチ パリ手稿B』(同、1995)など。