みすず書房

ロジェ・グルニエ

Roger Grenier

フランスの小説家・ジャーナリスト・放送作家。1919年9月19日、ノルマンディ地方のカーンに生まれ、ピレネー山中ベアルヌ地方の町ポーで育つ。1943年11月に上京して以来、パリ市に在住。戦後アルベール・カミュに誘われて《コンバ》紙の記者となり、《フランス・ソワール》紙編集部を経て、1963年からガリマール出版社編集委員。2011年、創立百周年を記念してガリマール社が刊行した大型本『セバスチャン・ボタン通り5番地』を執筆した(挿画はジョルジュ・ルモワーヌ)。邦訳書に、小説『ライムライト』『シネロマン』『六月の長い一日』『黒いピエロ』、短篇小説集『水の鏡』『編集室』『フラゴナールの婚約者』(山田稔・選訳)『別離のとき』、エッセイ『チェーホフの感じ』『フィッツジェラルドの午前三時』『ユリシーズの涙』『写真の秘密』『パリはわが町』がある。