みすず書房

アブラム・カーディナー

Abram Kardiner

1891年ニューヨーク生まれ。コーネル大学医学部卒業後、精神分析学・精神医学・文化人類学の研究に従事。1921年にはウィーンに渡りフロイトの教育分析を受け、その後フロイトはじめ、アブラハム、フェレンツィ、ハンス・ザックス、ローヘイムの講義などに出席、帰国後ニューヨーク市ブロンクス区の第81合衆国復員軍人病院外来のattending spicialistとなり、戦争神経症患者を3年間診察する。他方で文化人類学のセミナーを長くつづけた。その分野での基本的著書には『個人とその社会』(1939)がある。その後コロンビア大学、エモリー大学教授を歴任した。1981年歿。