みすず書房

近藤等則

こんどう・としのり

1948-2020。愛媛県生まれ。中学1年でトランペットに出会う。京都大学工学部入学、文学部英米文学科卒業。フリージャズ・ミュージシャンとして活動、78年ニューヨークに渡る。83年世界各地で121回のライブ。84年帰国、バンドIMAを結成、93年解散。アムステルダムに転居し、ネゲブ砂漠・アンデス・ヒマラヤ・マッキンレーなど大自然の中でエレクトリック・トランペットを吹くプロジェクト《地球を吹く》を追究した。2007年「地球を吹くin Japan」を開始、沖縄・熊野・阿蘇・月山・富士山麓など各地の自然、折々の四季の中で演奏し、2013年自ら監督・作曲・演奏したドキュメンタリー映画『地球を吹くin Japan』を完成させた。2012年1月、18年ぶりに拠点を日本へ戻す。著書に『いのちは即興だ』(地湧社)、デザイナー佐藤卓との対談集『空の気』(みすず書房)、絵本『ぼくがうまれた音』(絵・智内兄助、福音館書店)など。