呉叡人

1962年台湾桃園生まれ。国立台湾大学政治系卒、シカゴ大学政治学博士。現在、中央研究院台湾史研究所副研究員。専門は比較史的な歴史分析、思想史、文学。著書に『台湾、あるいは孤立無援の島の思想――民主主義とナショナリズムのディレンマを越えて』（駒込武訳、みすず書房、2021）、『フォルモサ・イデオロギー――台湾ナショナリズムの勃興 1895-1945』（梅森直之・山本和行訳、みすず書房、2023）、『台湾と沖縄 帝国の狭間からの問い――「台湾有事」論の地平を越えて』（執筆、駒込武編、みすず書房、2024）、訳書にベネディクト・アンダーソン『想像の共同体』の中国語版《想像的共同體：民族主義的起源與散布》（時報文化、1999）がある。