アリ・S・カーン
Ali S. Khan
疫学、バイオテロリズム、グローバル公衆衛生、新興感染症の専門家。1991年よりCDC(米国疾病対策センター)および米国公衆衛生局士官部隊のエピデミック・インテリジェンス・サービス(EIS)オフィサーとして、腎症候性出血熱、マラリア、ポリオ、サル痘、エボラ出血熱、リフトバレー熱、SARS、MARS、新型インフルエンザ(2009)などのアウトブレイク対応や、炭疽菌テロ対応(2001)、スマトラ島沖地震による津波災害(2004)、ハリケーン・カトリーナによる被害(2005)などの災害時疫病対策などに携わった。2010年-2014年、CDCの公衆衛生実践プログラム・オフィス(Office of Public Health Preparedness and Response, PHPR)のディレクターを務め、2014年よりネブラスカ大学医療センター公衆衛生カレッジ学長。著書『疾病捜査官』(共著、熊谷玲美訳、みすず書房)。