みすず書房

ナタリーア・ギンズブルグ

Natalia Ginzburg

1916年パレルモ生まれ。ユダヤ系の解剖学者の父、カトリックの母のもと、五人きょうだいの末娘としてトリーノで育つ。トリーノ大学文学部を中退、ファシスト党への宣誓を拒否してトリーノ大学の教職を追われ34-36年獄中生活を送り、エイナウディ社創設にかかわったレオーネと1938年に結婚。生まれた長男が歴史家のカルロ・ギンズブルグ。40年からピッツォリに国内流刑となった夫に従うが、夫はムッソリーニ死後の対独対ファシズム・レジスタンスの指導者として獄死。50年マーリオ・プラーツの弟子でシェイクスピア全集などを翻訳した英文学者ガブリエーレ・バルディーニと再婚。障がいをもつ娘と息子が生まれる。63年自伝小説『ある家族の会話』(須賀敦子訳、白水社)でストレーガ賞受賞。83年、独立左派の下院議員に選出。91年死去。邦訳作品に『不在』(D・スカルパ編、望月紀子訳、みすず書房)、『拝啓 ミケーレ君』(千草堅訳、早川書房)、『マンゾーニ家の人びと』(須賀敦子訳、白水社)、『モンテフェルモの丘の家』(同、筑摩書房)など。