みすず書房

魏明毅

ぎ・めいき / Wei Mingyi

1971年、台湾生まれ。心理カウンセラー。長年にわたりソーシャルワーカーの指導に携わる。2008年、新たに人類学を学ぶため、仕事を辞め、清華大学人類学研究所へ入学。修士論文をもとに書き上げた《靜寂工人:碼頭的日與夜》(台北:游擊文化、2016、『静かな基隆港』黒羽夏彦訳、みすず書房)で、台湾で最も栄誉ある文学賞とされる金鼎獎(第41回)、2017年台北国際ブックフェア大獎(非小説部門)を受賞。2023年には、カウンセラーとしての日々を綴った《受苦的倒影:一個苦難工作者的田野備忘錄》(台北:春山出版、2023)でOpenbook好書獎「年度生活書」を受賞した。